米Googleは4月9日(現地時間)、高度なセキュリティ要件を持つ企業ユーザー向けに、モバイル版Gmailでの「クライアントサイド暗号化」(CSE)を正式に導入し、AndroidおよびiOS端末で直接利用可能にしたと発表した。企業ユーザーは追加のアプリや専用のメールポータルを使用することなく、ネイティブのGmailアプリ内で直接暗号化されたE2EEメールの作成や閲覧が可能になる。
この機能を利用して暗号化メールを送信できるのは、Google Workspaceの「Enterprise Plus」ライセンスに加えて、「Assured Controls」または「Assured Controls Plus」のアドオンを契約しており、管理者が管理コンソールを通じてモバイル向けの同機能を有効にしている環境が対象となる。Gmailのクライアントサイド暗号化機能自体は、HIPAAなどの厳しいコンプライアンス要件やデータ主権の維持を求める企業向けに、2022年12月にWeb版のβテストとして発表されている。
モバイル版GmailアプリでE2EEメールを作成するには、メール作成画面の鍵アイコンをタップして「追加の暗号化」を選択するだけだ。
暗号化されたメールを受信する側にも、利用環境を問わない大きなメリットがある。送信先がGmailアプリを利用している場合、暗号化メールは通常のメールスレッドとしてそのまま受信トレイに配信される。また、Gmailアプリを利用していない外部のゲスト受信者であっても、閲覧用の追加アプリをダウンロードする必要はなく、Webブラウザを通じて安全にメールを開き、そのまま返信できる。
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