米Netflixは4月16日(現地時間)、第1四半期の業績発表の際、共同創業者であるリード・ヘイスティングス氏が取締役を退任することも発表した。退任の時期は、現在の任期が満了する6月の年次株主総会を予定している。ヘイスティングス氏が2023年に共同CEOを退いて以降、テッド・サランドス氏とグレッグ・ピーターズ氏の両名が共同CEOとして経営を率いている。
ヘイスティングス氏は株主宛ての書簡で「私の真の貢献は単一の決断ではなく、メンバーの喜びに焦点を当て、他者が受け継ぎ改善できる文化を築き、世代を超えて愛され大成功を収める企業を築いたことだ」とコメントした。また、両共同CEOの経営体制が盤石であるため、今後は慈善事業などの新たな活動に専念できると述べた。
同氏は約30年にわたり、Netflixを小規模なDVDのサブスクリプションサービスから世界的なエンターテインメントの巨大企業へと成長させた立役者だ。ソフトウェアエンジニアから起業家へ転身した強みを生かしてアルゴリズムなどのテクノロジーを活用し、エンターテインメント業界を再定義したほか、「私たちは家族ではなくチームである」と表現されるような、シリコンバレーとハリウッドを融合させた独自の徹底した企業文化を構築したことでも知られている。
ヘイスティングス氏は教育慈善活動にも熱心で、複数の教育系非営利団体の理事を務めている。また、米Anthropicと米Bloombergの取締役も務めている。
同日発表された第1四半期の業績は、売上高が前年同期比16%増の122億4900万ドル、純利益が52億8200万ドルと好調な結果となった。日本でのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の配信が同国での記録的な加入者増をもたらすなど、会員数の伸びが予想を上回ったことが増収を牽引した。今後の見通しについて、同社は2026年通期の売上高を507億〜517億ドル(前年比12〜14%増)、営業利益率を31.5%と予測した。
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