米Googleは4月30日(現地時間)、Google搭載車で「Gemini」を利用可能にすると発表した。まずは米国で英語で開始し、数カ月かけて拡大していく計画だ。
対象となる車両は、Android OSをインフォテインメントシステムとして車両に直接組み込んだ「Google搭載車両)Cars with Google built-in)」であり、スマートフォンをUSBやBluetoothで接続して画面を投影する「Android Auto」とは異なる。Google搭載車は2020年に登場し、日本でも販売されている。今回のGemini対応は新型車だけでなく、既存車両へのソフトウェアアップデートでも提供される予定だ。
従来のGoogleアシスタントに代わりGeminiが利用できるようになることで、より自然な会話形式での操作が可能になる。例えば「途中で昼食を取りたい。評判の良いレストランを探して。屋外の席を希望」のように具体的な条件を話しかけると、Googleマップの情報をもとに候補を提示し、「駐車場はあるか」「ベジタリアン向けメニューはあるか」といった追加質問にも答える。また、メッセージの読み上げや返信、渋滞情報の確認と報告、カーステレオの操作なども音声で行える。
「Gemini Live」(β)では、ドライブ中に目的地の歴史や観光スポットについて自由に会話しながら学んだり、ハイキングコースの提案を受けたりすることもできる。
さらに、空調やデフロスターなどの基本的な車両設定はGeminiが直接操作できる。例えば「霧がかかっていて車内が寒い」と話しかけるだけで、暖房とデフロスターを同時にオンにする。また、メーカー提供のオーナーズマニュアルと連携しており、「トランクが低い天井に当たってしまう。開く高さを制限できるか」といった車種固有の質問への回答も得られる(対応状況はブランドや車種によって異なる)。EV車では、バッテリー残量や到着時の残量確認、近くの充電スポット検索なども可能だ。
車内でGoogleアカウントにサインインしているユーザーには、Geminiへのアップグレードオプションが表示される。「Hey Google」と話しかけるか、ダッシュボード上のマイクアイコンをタップするか、ステアリングホイールのボタンから呼び出せる。今後はさらに多くの言語・地域への拡大と、Gmail、カレンダー、Google Homeといったアプリへのアクセス機能の追加も予定している。
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