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山善の“水冷服”にみる体温を下げる仕組みの進化 そして毎年起こる「売り切れ問題」(3/4 ページ)

» 2026年05月02日 14時00分 公開

 さらに、凍ったペットボトルをそのまま入れることも可能です。500mlのペットボトルが2本入るので、コンビニや自動販売機で売っている凍ったペットボトルをそのまま使えます。外出先での冷却材の調達がとても楽になりますし、溶けたら飲んでしまえばいいという実用的なメリットもあります。

水を入れて凍らせて使うチャージボトルを入れているところ

 設計上の面白いポイントとして、水は「上から流れるように」設計されています。氷は溶けると浮いてくるため、下から流すと冷たくならないのです。この細かい設計の工夫が、冷却効率の高さにつながっています。

循環して背中に戻ってきた水は上から落ちています

 オプションとして「ネックアタッチメント」と「ヘッドアタッチメント」も用意されています。作業現場ではヘルメットを着用するケースが多く、頭部の熱がこもりやすいという問題があります。ヘッドアタッチメントは頭頂部まで冷却でき、ネックアタッチメントは血管が集中する首元を効率よく冷やすことができます。

 本体の首元にジョイントパーツを設けることで、ネックかヘッドのいずれか一方を選んで接続できる設計になっています。作業環境や個人の好みに合わせて選べるのがポイントです。

水を入れるだけで手軽に冷却「Mizu fit」

 もう一つの注目製品が、シンプル設計の冷却ウェア「Mizu fit」です。こちらは3月末から販売中で、今すぐ購入可能です。

Mizu fit新モデル(グレー・左)と旧モデル(黒・右)の冷却シート比較。素材と穴の数が変わり、気化熱の効率が向上した

 Mizu fitの仕組みはとてもシンプル。ベスト内部に水を浸透させ、その水の冷たさと外側から徐々に蒸発する際の気化熱を利用して身体を冷やします。止水ファスナーから水を入れるだけで使用できるので、難しい操作は一切ありません。サイズはフリーサイズで胸囲70〜96cmに対応しています。

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