米OpenAIが過去最大となるChatGPTの刷新を計画している。コーディングツールやAIエージェントを備えた「スーパーアプリ」に変え、株式市場への上場を前に収益を押し上げる狙いがあると、6月7日、英Financial Timesが報じた。
この変更は、OpenAIにおけるより広範な組織再編の一環だという。同社は収益性の高い大企業顧客の獲得にリソースを移し、ライバルである米Anthropicとの競争を激化させている。
同報道は、十数人の現職および元従業員の話を引用している。ロイターはこの報道内容を直ちには確認できておらず、OpenAIもコメント要請にすぐには応じなかった。
今回の刷新に伴い、OpenAIのコーディングツール「Codex」の重要性とリソースを強化する。このアップデートは今後数週間以内に展開される予定で、最初はChatGPTのWebサイトとモバイルアプリの更新として現れるとFinancial Timesは伝えている。
さらに同報道は、OpenAIが利用促進のため、ChatGPTのインタフェースを再設計していると付け加えた。新たなプロンプトや機能によって、ユーザーをコーディングツールや画像生成、さらにはCanvaやBooking.comといったパートナーサービスへと誘導する仕組みにするという。
Codexの利用者の多くは有料顧客であり、現在は200万社の企業顧客がOpenAIの総収益の約40%を占めているとFinancial Timesは報じた。同社はこの割合が年末までに50%に上昇すると見込んでいるという。
OpenAIは2026年初め、ChatGPTの週間アクティブユーザーは9億人を超えていると明らかにした。また、同社は消費者向けの有料会員が5000万人を突破したという。
ロイターは5月、OpenAIが今後数週間以内に米国で非公開のIPO(新規株式公開)申請を準備していると報じた。ただ、サム・アルトマンCEOは、同社はタイミングにこだわっておらず、適切な時期に上場すると述べている。
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