「XTuber」を商標登録した──あるVTuber企業の発表が物議 「YouTubeのガイドライン違反では?」 出願経緯を聞いた(1/2 ページ)
「XTuberを商標登録した」──VTuberに関する事業を展開するPANDORA(東京都渋谷区)の発表がSNSで物議を醸している。同社は3月16日、「XTuber」「クロスチューバー」の2つを商標登録したと発表。しかし、これを見た一部のXユーザーから「YouTubeが公表しているガイドラインに反しているのではないか」という声が上がっている。商標出願の経緯を同社に聞いた。
PANDORAの発表によると、XTuberとは「バーチャル(VTuber)とリアル(生身の身体)の垣根を越え、『唯一無二のオリジナル』として活動する次世代型タレントの総称」と説明する。また同社は「このような表現者に対する明確な定義や社会的な位置付けが、業界全体で確立されていない」とも指摘。新しい表現領域を普及するために、XTuberの商標を取得したという(区分は第9類、第35類、第41類、第42類、第43類)。
ただしYouTubeは公式Webサイトで、「YouTuber」「Tuber」という言葉について「YouTubeにオリジナルの動画や音楽コンテンツを制作・アップロードしている人を指す場合にのみ使用してほしい」と呼び掛けている。さらに「『YouTuber』や『Tuber』を使ったり、これらの言葉を含むドメイン名やチャンネル名、商標を登録したりすることは遠慮してほしい」とも記載している。
PANDORAが取得したXTuberの商標は、「Tuber」という言葉を含むため、このブランドガイドラインに反している。そのためX上では「これ商標取って大丈夫?」「ゆっくり茶番劇商標登録事件みたいな匂いがする」などの意見が相次いでいる。バーチャルと現実の両方で活躍するタレントは先行事例として存在しており、PANDORAの説明は実態に即していないとする声も見られる。
ITmedia NEWS編集部がPANDORAに対し、YouTubeのブランドガイドラインを認識の上でえ今回の商標を出願したのか聞いたところ「ご指摘のガイドラインにつきましては、当社としても出願前から認識しておりました」と返答があった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「コードは一行も書いていない」 アイドルの宮本佳林さん、AIで配信システムを丸ごと構築 “技術ブログ”が話題
-
2
フライトレーダー24、羽田の異常接近データを公開 最接近時の垂直間隔は約30メートル
-
3
Google、新型スマホ「Pixel 11シリーズ」を予告 8月12日に予約購入スタート
-
4
「イオンモール熊本にガスコージェネは設置していない」 SNSの噂を経産省が否定
-
5
ゲオのレトロゲーム販売がみせた劇的な復活劇 店舗10分の1で売上1.4倍の秘密とは?
-
6
AI普及でデザイン業の倒産が前年比2.7倍に 「独自性なき企業は淘汰」 東京商工リサーチ
-
7
キオクシアに約366億円の賠償命じる判決 米特許訴訟、陪審評決に続き 「あらゆる法的手段講じる」
-
8
au、1台のスマホに2つ目の電話番号「セカンドナンバー」開始 月額550円
-
9
OpenAI、Appleの提訴に全面反論――「営業秘密は持っていないし、欲しくもない」
-
10
反ワクチン情報を信じる人の60%以上はワクチンを接種──東大と東北大が3万人を調査
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR