軽さとバッテリー持ちを優先してモバイルノートPCを刷新 ITのプロが実感した「1キロ未満で16時間駆動」する最新モデルの実力
2025年度のリース満了に合わせて全社のPCをリプレースし、さらにその6カ月後に最新モデルを導入した日興通信。モデル選定に際してのこだわりや追加導入した最新モデルの評価についてキーパーソンに話を聞いた。
焼け野原からの復興に寄与したいとの思いを社名に込め、1947年に創業した日興通信。「お客さまのベストパートナーとしてお客さまとともに歩む」を理念に掲げ、東京・世田谷区の本社をはじめ、全国27の拠点(支社、支店、営業所、サポートセンター、テクニカルセンター)を展開し、官公庁から民間企業まで幅広い層にITソリューションを提供している。取り扱うのは、電話やネットワーク機器、PC、サーバなどのハードウェアから、セキュリティソリューション、クラウドサービス、業務アプリケーションといった顧客の業務基盤を支える製品・サービスまで多岐にわたる。導入から運用保守までワンストップで提供できるのが同社の強みだ。
日興通信ではかつて、拠点ごとに個別にPCを選定・導入していた。しかし、運用管理性やセキュリティを考慮し、情報システム部門が共通モデルを選定して一元管理する体制に移行。直近では2025年度のリース満了を機に、全社的なPCリプレースを実施した。それまでは全社員の自席にデスクトップPCを配置し、必要に応じて個別にモバイルノートPCを追加支給していたが、この運用を刷新。営業など外出の多い部署は原則モバイルノートPCに一本化した。
「顧客の目に触れる」ことを意識したモバイルノートPC選定
2025年度の全社PCリプレースでは、ハイエンドとミドルレンジのデスクトップPCに加え、モバイルノートPCにNECパーソナルコンピュータの「VersaPro タイプVG」(以下、タイプVG)を標準PCとして設定した。
営業担当は原則モバイルノートPCを選択することになるため、メインPCとして十分使えるパフォーマンスが求められる。その上で最も重視したポイントについて、同社の三上悟氏は次のように語る。「各拠点の営業担当は1日中外出したり直行直帰したりすることもあるため、モバイルノートPCは軽さを最優先して選定しました」
タイプVGは「第13世代インテル® Core™ プロセッサー」とメモリ16GBを搭載し、メインPCとして申し分ない性能を備えながら、800グラム台の軽さを実現している。
モバイルノートPCに軽さを求めたのにはもう一つ理由がある。日興通信が取り扱うIT機器にはPCも含まれ、営業担当者が持ち歩くモバイルノートPCは当然顧客の目に触れることになる。処理性能や細かな機能は一定期間使用しないと伝わりにくいが、「軽さ」は持った瞬間に違いを実感できる。そのため、商談の場で自然と製品の魅力を伝えられるという。営業担当が最新の軽量モバイルノートPCを持って顧客と対面すること自体が、絶好のプレゼンテーションになるというわけだ。
タイプVYを追加導入 軽量ボディーと実働16時間の長時間駆動を両立
こうして全社PCのリプレースを終え、タイプVGなどを標準機として運用し始めた日興通信だったが、その直後の人事異動に伴ってモバイルノートPCが1台不足する事態に。そこで新しいPCを手配することになった。NECパーソナルコンピュータとの打ち合わせの中で新しいモデルが出ることを知り、「VersaPro UltraLite タイプVY」(以下、タイプVY)の追加導入が決まった。
タイプVYは13.3型の軽量モバイルノートPCだ。外出や移動が多いビジネスパーソンがモバイルノートPCに求める要素が大きく強化されている。
最大の特徴は、内蔵バッテリーの大容量化と独自AIによるバッテリー制御の組み合わせによるバッテリー駆動時間の長さだ。タイプVYは通常モデルと軽量モデルがある。軽量モデルに大容量バッテリー(L)を組み合わせた場合、実働16時間※1の長時間駆動が可能だ。大容量バッテリーを搭載した状態でも重さ1キロを切る※2など軽量性にもこだわっている。
※1 NECパーソナルコンピュータによるロングバッテリーモード使用での測定値。タッチパネル搭載&バッテリー(L)搭載時。
※2 バッテリー(L)搭載時の軽量モデルの質量は約995g。
2つ目の特徴はAI機能を標準搭載する「Copilot+ PC」であることだ。タイプVYは「インテル® Core™ Ultra プロセッサー(シリーズ2)」を搭載しており、NPUによって高速なAI処理が可能だ。また、キーボードに標準搭載された「Copilotキー」を押すだけでCopilotを即座に呼び出せる。Copilotに質問したりファイルを探させたりすることも可能で、生産性向上が期待できる。
3つ目はバッテリーのセルフ交換が可能なことだ。ノートPCの内蔵バッテリーは経年劣化で駆動時間が徐々に短くなっていく。導入時のバッテリー性能を取り戻すにはメーカーに本体を送付してバッテリーを新しいものに交換する方法が一般的だが、その間PCが使えなくなってしまう。しかし、「Customer Replaceable Unit(CRU)バッテリー」機構を採用するタイプVYなら、メーカーに都度依頼することなく、ドライバーでネジを4本外すだけでバッテリー交換ができる。
細かな改良点についても見逃せない。PC業務の生産性を左右するキーボードはキーピッチとキーストロークの双方が改良され、タイプミスを軽減しつつより心地よい打鍵感を実現した。さらに、有線LANポートや4つのUSBポート(Type-C×2、Type-A×2)、HDMIポートなど豊富なインタフェースをコンパクトなボディーに備えている。
使って分かった、カタログだけでは見えない実力
タイプVYのユーザーとなった木内伸和氏は、バッテリー駆動時間の進化をこう評価する。
「これまで使ってきたPCのバッテリーは1日持つかどうかが微妙で、会議を終えて自席に戻る度に電源をつなぐようにしていました。しかしタイプVYにしてからは、丸1日電源に接続しなくても余裕で使えます。先日の北海道出張でも、朝出発して3日目の昼まで一度も充電せずに済みました。Web会議をしなかったとはいえ、フルに稼働させていた実働時間でも丸1日以上、約2日は持ったことになります」
意外な発見もあった。木内氏はタッチパネルを搭載した軽量モデルを使用している。当初はタッチパネルをさほど重視していなかったが、使っていくうちに打ち合わせの場で相手に画面を見せながらタッチ操作でファイルを開けるといった便利さを実感したという。
Copilotキーもよく使用しているという。木内氏は以前のPCでもWebブラウザ経由で生成AIサービスを利用していたが、「物理的な専用ボタンがあることでCopilotを即座に呼び出せるようになり、ちょっとした調べ物にもAIを気軽に使うようになりました」と語る。
キーボードの打鍵感も、以前のPCと比べてキーとキーの間隔が広がり「押し心地がよくなった」と評価する。タイプVYは高負荷時もファンの回転音が気になる場面が少なく、静かに使えるのも好印象だという。
ITのプロの目線で見る、ユーザーにうれしいポイント
日興通信は顧客にPCを提供する立場でもある。そのプロの目線でユーザーにお薦めできるポイントとして注目するのが、前述のセルフ交換が可能なバッテリーだ。
「他社製品を含め、自分たちでバッテリー交換ができるノートPCはあまりありません。バッテリー性能が著しく低下した場合にも、メーカー修理に出したり、場合によっては本体を買い換えたりする必要はなく、バッテリーだけを購入して自分たちで交換できます。ユーザーからするとリプレースサイクルを延長でき、TCO削減にもつながります」(木内氏)
木内氏は、一人のユーザーとして、そしてITソリューションを提案するプロの目線から、これからビジネスPCを選ぼうとしている読者に向けてアドバイスを送る。
「PCの使い勝手はカタログスペックだけでは分からず、実際に業務で使ってみて初めて見えてくるものが多くあります。その点において、タイプVYのバッテリーはかなり持つと実感していますし、充電のストレスから解放されるメリットがあります。数年後にバッテリーだけを交換できるという点も、長く使い続ける上で大きな利点です。ビジネスPCの新たな選択肢として、検討してみてはいかがでしょうか」(木内氏)
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