アップルが新型「MacBook」を投入――「GeForce 320M」を採用し、さらに安く:9万4800円
ポリカーボネート製ボディを採用する「MacBook」が“ひっそり”とアップデートした。MacBook Proの下位モデルに並ぶスペックを備えながら、価格は従来機よりもさらに4000円ほど安い9万4800円。
アップルは5月18日、13.3型ワイド液晶ディスプレイ(1280×800ドット)を搭載するノート型Macのエントリーモデル「MacBook」をアップデートし、同日より直販サイトの「Apple Store」で販売を開始した。出荷予定は24時間以内となっている。
新型MacBookのラインアップは従来と同じ1モデルで、製品型番がこれまでの「MC207J/A」から「MC516J/A」に変更され、ポリカーボネート製のユニボディを踏襲しつつ基本システムの一部が強化された。具体的には、CPUのCore 2 Duoが2.26GHzから2.4GHzにクロックアップし、統合型GPUのNVIDIA GeForce 320Mを採用したほか、バッテリー駆動時間も従来の約7時間から約10時間へ大幅に延びている。また、細かいところではガラス製マルチタッチトラックパッドが慣性スクロールに対応した。
一方、メモリ/HDD容量は変わらず、それぞれ2Gバイト(最大4Gバイト)/250Gバイト(5400rpm)、光学ドライブも従来同様にスロットローディング式の8倍速SuperDriveを内蔵する。インタフェースは、USB 2.0×2、Mini DisplayPort出力、ヘッドフォン/ライン、マイク、ギガビットLAN、IEEE802.11n、Bluetooth 2.1+EDR、内蔵iSightなど。本体サイズは330.3(幅)×231.7(奥行き)×274(高さ)ミリ、重量は2.13キロだ。
なお、上記で挙げた基本スペックは、2010年4月にモデルチェンジした「MacBook Pro」のうち、Core iシリーズを採用しない下位モデルとほぼ同じ内容だ。主な違いはボディの外装、SDメモリーカードスロットとFireWire 800、およびバックライトキーボードの非搭載、2Gバイトのメモリ容量となるが、MacBookの価格は、MacBook Pro(MC374J/A)の11万4800円に対して、従来モデルよりもさらに4000円ほど安い9万4800円と、コストパフォーマンスの高さが光る。
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GeForce 320Mを採用し、MacBook Pro下位モデルと遜色ない機能ながら、価格は従来機よりもさらに4000円ほど安い9万4800円。
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