Lightning対応アダプターに新製品 HDMI出力やSDカードリーダー
「iPad Retinaディスプレイモデル」や「iPad mini」の発表に合わせて、新たなLightningコネクタ対応のアダプターが登場している。
Appleが10月24日、「iPad Retinaディスプレイモデル(第4世代)」や「iPad mini」の発表に合わせて、これまで30ピンDockコネクタとの変換ケーブルと、USBケーブルしかなかったLightning対応のアダプターに、新製品をラインアップした。新たに用意されたLightningコネクタ対応アダプターは、「Lightning - VGAアダプタ」「Lightning - Digital AVアダプタ」「Lightning - USBカメラアダプタ」「Lightning - SDカードカメラリーダー」の4種類。
Lightning - Digital AVアダプタは、iPad Retinaディスプレイモデル、iPad mini、iPhone 5、iPod touch(第5世代)の画面や映像をハイビジョンテレビやHDMI対応ディスプレイに最大1080pでミラーリング表示ができるオプション。テレビやディスプレイが対応していれば、音声信号も送出できる。こちらももう1つLightningコネクタを備え、充電しながらの出力ができる。価格は4400円で、すでに販売が始まっている。
Lightning - VGAアダプタは、その名の通りLightningコネクタ搭載の「iPad Retinaディスプレイモデル」「iPad mini」「iPhone 5」「iPod touch(第5世代)」に接続して、アナログRGB端子から映像を出力するアダプター。最大720pのHD解像度で画面のミラーリングができるほか、最大1080pのフルHD映像を出力することもできる。ディスプレイやプロジェクターに接続する際に利用する。端子にはもう1つLightningコネクタが用意されているので、充電しながら映像を出力することも可能だ。こちらも価格は4400円。
Lightning - USBカメラアダプタは、デジタルカメラなどをUSBケーブルで接続することで、iPadに直接写真が取り込めるアダプター。LightningコネクタをUSB B(メス)端子に変換し、デジタルカメラに付属するUSBケーブルなどをつないで写真や映像を取り込む。
Lightning - SDカードカメラリーダーは、SDメモリーカードリーダーをLightningコネクタに接続できるオプション。これがあれば、USBケーブルがなくてもSDメモリーカードから写真や映像が取り込める。取り込めるのはJPEG形式やRAW形式の写真と、H.264やMPEG-4の映像。
USBカメラアダプタとSDカードカメラリーダーは、30ピンDockコネクター用に用意された「iPad Camera Connection Kit」のLightning対応版のような製品。iPad用アクセサリを解説するページでは「カメラアダプタ」としてひとくくりにされており、セット販売される可能性もありそうだ。価格や発売時期はまだ明らかになっていない。また、iPhone 5やiPod touch(第5世代)で利用できるかどうかは現時点では不明だ。
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