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MacBook AirのSSD/HDD版でWindows XPを走らせたMacBook Air Trilogy II(1/2 ページ)

プラットフォームをGeForce 9400Mに一新した新型MacBook Air。このSSDモデルとHDDモデルにWindows XPを導入し、性能を比べてみた。

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新型MacBook AirにWindows XP Home Edition(SP3)を導入

新型MacBook Air

 前回掲載した「やっぱり気になるMacBook AirのSSD/HDDモデルをチェックした」では、MacBook Airの概要とMac OS X Leopardでの性能を比べた。今回はMacBook AirのSSDモデル(MB940J/A)とHDDモデル(MB543J/A)に、Windows XP Home Edition(SP3)をクリーンインストールしてベンチマークテストを行った。

 Windows用のドライバは、従来モデルと同様にパッケージに付属する「Mac OS X Install DVD」に入っており、Windows導入後にBoot Campフォルダ内にあるSetup.exeを起動するだけで一通りの環境ができあがる。まずは、Windows XP環境下でのシステムプロパティやデバイスマネージャ画面などを確認していこう。


CPUはSFFパッケージの低電圧版Core 2 Duoを採用

 SSDモデルとHDDモデルの違いはCPUとストレージ、そして価格だけだ。CPUはSSDモデルがCore 2 Duo SL9400(1.86GHz)、HDDモデルがCore 2 Duo SL9300(1.6GHz)、FSBは1066MHzで2次キャッシュが6Mバイトというスペックは共通である。CPUのTDPが17ワットの低電圧版で、通常のCore 2 Duoよりサイズの小さいSFFパッケージ(22×22ミリ)で提供されている。従来採用されていたチップセットのIntel GS965 ExpressもCPUと同様にSFFパッケージであったが、2チップ構成から新モデルのGeForce 9400Mは1チップになり、マザーボードの実装面積は、よりコンパクトになった。なお、搭載メモリはオンボードの2Gバイト(DDR3 SDRAM/デュアルチャンネル)で、増設や換装はできない。


DVDに含まれるBoot Campのバージョンは2.1(Build 1256)だった

Windows XP(SP3)導入後のシステムのプロパティ画面(SSD版)

GeForce 9400Mの採用でチップセットが1チップ構成になった

SSDモデルのCPU-Z 1.50の画面

SSDモデルのデバイスマネージャ画面

Boot Campコントロールパネルの画面

ストレージのインタフェースがSerial ATAに変更

 チップセットの更新により、統合型のグラフィックスながら3Dの描画性能が大幅に向上したほか、ストレージのインタフェースがParallel ATAからSerial ATAに変更されたのは見逃せない。SSD/HDDともに1.8インチのドライブであるために換装の選択肢があまり多くないのには変わりないが、ファイルの読み出しやコピーなど通常操作の体感速度が改善されたのは朗報だ。

 また、Mac環境と同じように新型MacBookシリーズと共用可能な別売のMini DisplayPortアダプタを利用することで、デュアルディスプレイ出力が行えるのも同様である。


SSDモデルの底面カバーを外した状態

こちらはHDDモデルだ

1.8インチのSSDを採用している


GPU-Z 0.3.3の画面。ForceWareのバージョンは176.44だった

nView Desktop Managerの画面

NVIDIAコントロールパネル(バージョンは1.5.810.01)の画面


外部ディスプレイ出力がMicro-DVIからMini DisplayPortに変更された。アダプタは別売だ

NVIDIAタスクバーユーティリティでは画面の回転や解像度を簡単に変更できる

Bluetoothデバイスの画面

 次のページでは、各種ベンチマークテストの結果を見ていく。

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