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Intelの研究成果が集結!──「Research@Intel Day June 2011」(3/3 ページ)

自作PCユーザーが注目するインテルのロードマップ。そのロードマップの先を進むのがインテルの研究機関だ。彼らの成果が集合するイベントで「その先」が見えるか?

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2日目はIntelの復習を

 Research@Day Intelの2日目は、「Cloud 2015」、「Thunderbolt Technology」、「Mobile PC Press Briefing」、「Intel World Ahead」(Educational Computing)、「Companion Computing Gets Personal」、「Intel's Revolutionary 22nm Transistor Technology」、「SMART TV had arrived」というそれぞれのテーマで各1時間の講演が行われた。その内容のほとんどは、IDFやCOMPUTEX TAIPEI 2011、Thunderbolt発表会、22ナノメートルプロセスルールトライゲート採用発表会などで公開済みだが、復習しておきたい情報を整理してみよう。

Thunderboltは、PCI Expressバスに接続する高速のインタフェースだが、1本のケーブルでPCI Expressを流れるデータとDisplayPortの映像信号を同時に送信できる。すでにMacBook Proに搭載されているが周辺機器は、Promiseの外付けHDDユニットが“まもなく”登場する予定という

ノートPCでは、COMPUTEX TAIPEI 2011で提唱された「Ultrabook」とともに、2012年に登場予定のIvy Bridgeと(写真=左)、2013年に登場してUltrabookのプラットフォームとなる「Haswell」の“予告”が紹介された

教育市場向けの支援プログラムを紹介した「Intel World Ahead」では、政府との協業ですべての学生にノートPCを“配布”したポルトガルのプロジェクトの結果として、PCスキルの向上だけでなく、インターネット業界への雇用拡大やOECD加盟国向けの学力テストの得点が上昇したなどの、具体的な成果が“数値”で示された

「Companion Computing Gets Personal」では、Atomの次世代となる32ナノメートルプロセスルール採用でNetbook向けのプラットフォームとなる「Cedar Trail」と、タブレットデバイス向けのプラットフォームでSoCとなる「Medfield」を紹介。SoCのプロセスルールロードマップでは、Core iシリーズから遅れていた微細化が、14ナノメートルプロセスルールでは同じタイミングで実現する予定という(写真=左)。さらに、2015年にはタブレットデバイス向けのAtomはグラフィックス性能もCPUの性能も10倍以上に進化すると述べている(写真=右)

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