Windows Journalメニュー解説:「ファイル」メニューその1

Microsoft Windows XP Tablet PC Editionに標準で付属し、タブレットPCの機能を堪能できるソフトが「Windows Journal」だ。手書きのコメントや図形などをそのままノートファイルとして保存したり、手書き文字認識機能を使用してテキストファイルとして保存したりできる。また、ほかのアプリケーションのファイルを読み込んでコメントなどを書き込むことも可能だ。ここでは「Windows Journal」の操作メニューを詳細に解説していく。

 Microsoft Windows XP Tablet PC Editionに標準で付属し、タブレットPCの機能を堪能できるソフトが「Windows Journal」だ。手書きのコメントや図形などをそのままノートファイルとして保存したり、手書き文字認識機能を使用してテキストファイルとして保存したりできる。また、ほかのアプリケーションのファイルを読み込んでコメントなどを書き込むことも可能だ。ここでは「Windows Journal」の操作メニューを詳細に解説していく。

 今回はWindows Journalの「ファイル」メニューについて解説するが、その前にWindows Journalのウィンドウについて紹介しよう。Windows Journalを起動すると、次のような画面が表示される。

Windows Journalの起動画面。画面は縦表示だが、もちろん横表示でも使用できる(クリックすると拡大します)

[1]メニューバー:プルダウンメニューから様々な操作を行うためのメニュー

[2]ツールバー:ワンクリックで操作や設定変更ができるボタン。ツールバーは目的に応じて複数用意されており、カスタマイズも可能だ

[3]タイトル:ノートの1ページ目の上部に表示されるタイトル部分。ここに入力した文字が保存時のファイル名になる。タイトルには日付けが自動入力される

[4]ノート部分:手書きでコメントや図などを入力していくフィールド

[5]ページボタン:ノートにページを追加するときや、ページ内を移動する時に使用する

「ファイル」メニュー

使用頻度の高い「ファイル」メニュー、いくつかの操作にはショートカットキーが用意されている

新しいノート

 新しいノートを作成する。複数のノートを作成して切り替えながら使用することも可能だ。このコマンドには「Control+N」が割り当てられており、ツールバーのボタンからも操作できる。

テンプレートからの新規ノート

 通常のノートには罫線が表示されているが、ほかにもさまざまなテンプレートが用意されている。「テンプレートからの新規ノート」を選択すると、ファイルを開く画面が表示され、11項目のテンプレートが用意されていることが分かる。原稿用紙や譜面などもあり、用途によって選択できる。ちなみにWindows Journalテンプレートには「.jtp」の拡張子が付き、Windows Journalノートには「.jnt」の拡張子が付く。

テンプレートには原稿用紙や譜面など11のタイプが用意されるが、今後テンプレートが追加される可能性もある(クリックすると拡大します)

開く

 これまでにWindows Journalで作成したファイルを開く場合に使用するコマンド。開くことが可能なファイルは「.jtp」あるいは「.jnt」の拡張子がついたファイルのみとなる。「ファイル名」に開きたいファイル名の一部を入力すると、同じ文字で始まるファイルの候補が表示される。このコマンドには「Control+O」が割り当てられている。

「開く」コマンドでは、Windows Journal作成したファイルのみを開くことができる(クリックすると拡大します)

[吉澤亨史, ITmedia ]

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