タブレットPCに対応した「駅すぱあと」を試す

ヴァル研究所の路線検索ソフト「駅すぱあと」がバージョンアップし、タブレットPCに対応した。出発駅から目的駅までの経路や運賃をはじめ、さまざまな周辺情報を得ることができるソフトだ。11月30日に発売されるこのソフトの評価版を入手できたので、タブレットPC対応の部分だけでなく、バージョンアップ全体の内容を含めてご紹介する。 

  ヴァル研究所 の路線検索ソフト「駅すぱあと」がバージョンアップし、タブレットPCに対応した。出発駅から目的駅までの経路や運賃をはじめ、さまざまな周辺情報を得ることができるソフトだ。11月30日に発売されるこのソフトの評価版を入手できたので、タブレットPC対応の部分だけでなく、バージョンアップ全体の内容を含めてご紹介する。

 出発駅から目的駅までの経路や運賃を検索できる「路線検索」は、複数のオンラインサービスが存在しており、利用している方も多いのではないだろうか。ヴァル研究所の「駅すぱあと」は有料のパッケージソフトのため、鉄路や空路のほかに路線バスにも対応し、詳細な駅情報などを参照できることで差別化を図っている。

 

 その「駅すぱあと」がバージョンアップし、最新のダイヤ情報を収録する上にダイヤデータのダウンロードに対応した。また、タブレットPCにも対応し、検索結果に手書きのコメントを添えたり、画像ファイルとしてほかのソフトに貼り付けることが可能になっている。さらに、路線バス情報として立川バスが追加され、関東地区を中心に全20社の路線バス情報が網羅された。

 発売される製品は、Windows版、Macintosh版がそれぞれ12,000円、Windows対応年間サポート付きバージョンが19,000円で11月30日に、また、Windows対応バージョンアップ版が3,500円で11月30日から来年1月31日まで限定発売される。対応OSは、Windows版がWindows 95/98/Me/NT4.0/2000/XP/XP Tablet PC Edition、Macintosh版はMac OS 8/9/X 10.1以降、ハードディスク空き容量は25Mバイト以上(最大300Mバイト)、32MB以上のメモリが必要だ。

 基本的な操作方法は前バージョンから変更はなく、探索モードから平均経路、ダイヤ経路、範囲の検索を選んで検索を行う。出発駅や経由駅、目的駅は地図上でダブルクリックするか、テキストの入力で指定する。テキストでの入力は、最初の数文字を入力すれば候補が表示されるので、素早く設定できる。

基本的な操作方法、画面構成は従来のバージョンと変わりはない。探索の方法も同様だ(クリックすると拡大します)


「ひらがなパネル」を表示させると、駅名の入力が簡単に行える。ペンを使用するときに便利だ


もっとも使用頻度が高いと思われる「ダイヤ経路の検索」の画面。ほとんどの設定をボタンで行えるため、タブレットPCなら使いやすい(クリックすると拡大します)


最初の数文字を入力することで、その文字列を使用する駅名の候補が表示される。バス停の名前も表示できる(クリックすると拡大します)

[吉澤亨史, ITmedia ]

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