Officeに手書き機能を追加する「Office XP Pack for Tablet PC」:Outlook編タブレットPCの発売翌日にダウンロード可能となった「Microsoft Office XP Pack for Tablet PC」。このパッチはOffice XPにタブレットによる手書き機能を追加するものだ。では実際にどんな機能が追加されるのか、アプリケーションごとにチェックしていこう。今回はOutlookとWindows Journalの連携機能を紹介する。「Microsoft Office XP Pack for Tablet PC(以下、タブレットPack)」をインストールすると、Outlookに手書きコメントを追加できるようになる。まずはマイクロソフトのタブレットPCサイトの ダウンロードページ からパッチファイルをダウンロード、インストールしておこう。 Windows Journalは、ご存じの通りノートファイルに手書きの文字を記録できるWindows XP Tablet PC Edition標準装備のソフトだ。タブレットPackをインストールすることによって、手書きのメモなどをOutlookの各機能と手軽に連携できるようになる。今回は会議の議事録を例に連係機能を紹介しよう。 Outlookの会議情報を貼り付けるまず、Windows Journalでメモを作成する。会議中の議事録でもいいし、会議前の連絡事項でもいいだろう。このとき1ページ目はノートの中央あたりからメモをとるようにしよう。メモが完成したら、Outlookの会議情報を貼り付けてみよう。Windows Journalの「挿入」メニューから「Outlook 会議情報」を選択する。 Windows Journalに、Outlookの会議情報を貼り付けられる。あらかじめノートの上半分を空けておくと貼り付けやすい 「挿入」メニューから「Outlook 会議情報」を選択する 「会議情報の挿入」ウィンドウが開くので、「日付」のプルダウンメニューから該当する日付の会議を選択する。「OK」をタップすると「件名」「開始時刻」「終了時刻」「開催者」「出席者」といった会議情報がノートに貼り込まれる。 「会議情報の挿入」ウィンドウが開くので、プルダウンメニューから該当する会議を選択し「OK」をタップする 貼り込まれた情報はドラッグすることで場所を移動できる。そこで、件名の部分が「ノートのタイトル」にかかるようにドラッグしておこう。ノートの保存時には「ノートのタイトル」のエリアに書かれた文字がファイル名として認識されるため、いちいち入力する手間がないのだ。 会議情報がノートに貼り込まれたら、件名が「ノートのタイトル」にかかるようにドラッグする 保存するときは「ノートのタイトル」エリアにある文字が自動的にファイル名に変換される。ちょっとしたTipsだ [吉澤亨史, ITmedia ] 前のページ | 1/2 | 次のページ Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. FeaturesPICK UP
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