Officeに手書き機能を追加する「Office XP Pack for Tablet PC」：Outlook編
手書きのメモをOutlookの仕事に登録する
タブレットPackをインストールすると、Windows JournalからOutlookのさまざまな機能と連携できるようになる。次は、手書きのメモからOutlookの「仕事」を作成しよう。ツールボタンから「選択ツール」に切り替え、仕事として登録したい手書きの文字列を選択する。
「仕事」に登録したい文字列を選択ツールによって取り囲む
文字列を選択したら、「操作」メニューから「選択範囲の変換」をポイントし「Outlook 仕事」を選択する。「Outlook 仕事への変換」ウィンドウが開くので、手書きの文字が正しく認識されているかどうか確認しよう。「変換されたテキスト」から正しく変換されていない文字を選択し、「修正候補一覧」から正しい文字を指定する。
「操作」メニューから「選択範囲の変換」をポイントし「Outlook 仕事」を選択する
「Outlook 仕事への変換」ウィンドウで、選択した文字列が正しく変換されているかを確認する。間違って変換された文字を選択すれば修正候補が表示される
「変換」をタップすると、変換された文字列を件名とした仕事が作成される。期限や開始日、進捗状況、コメントなどを入力し「保存して閉じる」をタップすれば「仕事」としてOutlookに登録される。同様の手順で「予定」や「連絡先」なども登録できる。
手書きメモからOutlookの「仕事」が作成された。Outlookのほかの機能も同様の手順で作成できる
ノートの手書きコメントをメールに貼り付ける
選択ツールによって手書きメモをコピーし、Outlookのメールに貼り付けることも可能だ。範囲選択したら「編集」メニューから「コピー」をタップし、Outlookの送信メール（この場合はWordが起動する）に切り替えて「挿入」メニューから「インクキャンバス」を選択する。
手書きメモをメールに貼り付ける場合には、範囲選択を行って「コピー」する
送信メール画面に切り替え、「挿入」メニューから「インクキャンバス」を選択、キャンバスを表示させる
メールの本文上にインクキャンバスが設定されるので、「編集」メニューから「貼り付け」をタップする。先ほどコピーしたWindows Journalの手書きメモがインクキャンバスに貼り付けられる。この際、キャンバスのサイズは自動的に最適化される。「インク」のツールパレットが表示されるので、マーカーで強調することはもちろん、キャンバスのサイズを大きくして、さらに手書きのコメントなどを書き込むことも可能だ。
「編集」メニューから「貼り付け」を選択すると、コピーした手書き文字がキャンバスに貼り付けられる。さらに手書きのコメントを追加することも可能だ
[吉澤亨史, ITmedia ]
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