Windows Journalメニュー解説:「表示」メニュー

Microsoft Windows XP Tablet PC Editionに標準で付属し、タブレットPCの機能を堪能できるソフトが「Windows Journal」だ。手書きのコメントや図形などをそのままノートファイルとして保存したり、手書き文字認識機能でテキストファイルに変換できる。また、ほかのアプリケーションのファイルを読み込んでコメントなどを書き込むことも可能だ。ここでは「Windows Journal」の操作メニューを詳細に解説していく。

「表示」メニュー

ツールバーやノートなどの表示に関するコマンドが用意される「表示」メニュー

 Windows Journalメニュー詳細解説、今回は「表示」メニューの項目を紹介する。表示メニューにはツールバーやノートなどの表示に関するコマンドが用意される。

ツールバー

 メニューバーのすぐ下に表示されるツールバーは、コマンドをメニューからたどることなくボタンのタップだけで実行できる便利な機能だ。デフォルトでは「標準」と「ペン」のツールバーが表示されているが、このほかにも「形式」「表示」のツールバーがある。これらの表示、非表示は「ツールバー」のサブメニューから項目をタップすることで切り替えられる。メニューの項目にチェックがついていれば、表示されているということだ。

「ツールバー」には「標準」「ペン」「形式」「表示」のサブメニューがあり、チェックがついている項目が現在表示されているツールバーだ


「標準」には、「新規」「開く」「保存」「コピー」「貼り付け」「やり直し」など、よく使用する項目が用意されている


「ペン」には、ペンの種類の切り替えや消しゴム、選択ツール、フラグ設定などの項目が並ぶ


「形式」には色の設定ボタンとボールド、イタリックの書体設定ボタンが用意される


「表示」には、「手のひら」ツールと拡大、縮小ボタンが用意される

ページバー

 デフォルトの状態では、全体のページ数と現在表示しているページ数が右下に表示されており、上下のボタンをタップすることで前後のページに表示を切り替えられる。「ページバー」の項目をタップしてチェックが表示されると、画面の下側にページがタブとして表示される。タブをタップすることでページを切り替えられ、素早く目的のページを表示できるわけだ。デフォルトと同様にページ数と上下の矢印ボタンも表示される。

「ページバー」をオンにすると、画面の下側にページごとのタブが表示される。目的のページに素早くアクセスしたいときに便利だ

最近のノート

「最近のノート」では、Windows Journalで表示したノートファイルを表示できる。項目をポイントすると「一覧」「フォルダ順」「作成日順」「変更日順」「フラグ付き」の5種類のサブメニューが表示される。目的の項目をタップすると、検索時に表示されるようなウィンドウが表示され、ここから最近使ったノートファイルを表示できる。選択するサブメニューによって表示をソートできるため、目的に合わせて選択するといいだろう。また、ウィンドウを表示させる場所や一覧に表示させる件数は、オプションで変更できる。ウィンドウを表示した状態でWindows Journalを終了すると、次回の起動時にもウィンドウが表示される。

「最近のノート」をポイントすると、「一覧」や「フォルダ順」といった5種類のサブメニューが表示される


「一覧」は、もっとも標準的な表示だ。「場所」のプルダウンメニューから特定のフォルダを指定できる


「一覧」以外の項目は、フォルダ名や作成日、変更日などでソートしたい場合に選択する。一覧の表示から「ノートの表示」プルダウンメニューで変更することも可能だ

最新の情報に更新

「最近のノート」は、表示を閉じない限り常に表示されることになる。このコマンドは表示内容を最新の状態に更新するためのもので、ノートの表示ウィンドウを開いたままにしている場合に有効なコマンドだ。「F5」のキーボードショートカットも用意されている。

[吉澤亨史, ITmedia ]

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