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特長 1. 好きなところに好きな情報を入力できる
OneNoteは初心者でも使えるよう、パソコンの操作や常識に慣れていないシステム手帳ユーザーでも使えるように配慮されている。そのひとつがどこにでも入力できる簡便さだ。OneNoteを起動するとノートのページを想定した操作画面が表示されるので、画面1のように入力したい場所をマウスでクリックしたり、タブレットペンでタップする。そこが情報を入力する場所になる。そこには「行」や「セル」という制約はなく、真っ白なノートにペンを走らせるように好きな場所から書き始めてればよい。
特長 2. 手書きも好き勝手にはじめよう
思いついたアイディアや印象に残った形、ラフデザインやデッサン、レイアウトなど、タブレットペンやマウスを使って好きなところから書き始めることができる。
画面2はスタッフを座らせて、OneNoteのページ上にラフデッサンをササッとスケッチしたところ。ほとんどノートの感覚で描くことができるうえに、スケッチの大きさを変更したり、移動するのはドラッグ操作だけでできる(ノートではそうはいかない)。さらに、この画面上にテキスト文字を入力してタイトルを作成してみたり、キャプションを加えることも簡単だ。
特長 3.保存コマンドがない
OneNoteは、ユーザーにパソコンのファイル操作を意識させない。ページはシステム手帳のようにセクションで区切られ、タブをクリックすることで表示される。おもしろいことに「保存」メニューがない。ちなみにそれは[ファイル]メニューにもない。原則として書いた情報をリアルタイムに保存する、ノート感覚を実現しようという徹底ぶりがうかがえる。
特長 4.ドラッグ・アンド・ドロップでデジタル情報収集
基本的には、ドラッグ&ドロップやコピー&ペーストの操作であらゆるデジタル情報を収集できる。画面3はさまざまな情報を詰め込んだページだ。とにかく集めてから、あとで活用しやすいように整理して配置する。
テキスト文章、画像やクリップアートなど、OneNoteが対応しているものはノート上に表示される。OneNoteが対応していないファイル形式の情報はリンクが作られる。クリックすると関連づけされたアプリケーションが起動し、OneNoteとは別の画面で閲覧できる。
画面3の中ほど(「参考文献ホームページ」……とある部分)に、ドラッグ&ドロップにてリンクを作成した。この例では、最上行をクリックするとインターネット接続時にはブラウザでそのホームページが表示される。以下、画像、パワーポイント、PDFのファイルがそれぞれリンクしてみた。会議に出席する前に、この機能を使って関連の情報を収集し、即座に表示して閲覧できるようにしておけば、情報の有効利用で差を付けることができるのである。
OneNoteの特長と、操作イメージがなんとなくお分かりいただけただろうか。
次回は更に機能面から特長を紹介しようと思う。
(第5回へ続く)
[神崎洋治(トライセック), ITmedia ]
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