ニュース
「IIJモバイル」に安価な新料金、独自端末も追加
IIJが5月20日、NTTドコモのMVNOとして提供している法人向けのデータ通信サービス「IIJモバイルサービス/タイプD」および「IIJモバイルサービス/タイプDS」の新料金プランを発表した。USB接続の独自端末も提供する。
インターネットイニシアティブ(IIJ)は5月20日、NTTドコモのMVNOとして展開している、FOMA網を利用した法人向けデータ通信サービス「IIJモバイルサービス/タイプD」「IIJモバイルサービス/タイプDS」に、従来より月額基本料が安い料金プラン「定額プランL」を追加した。またUSB接続の独自端末「110FU」の提供も始めた。
定額プランLは、2年契約をすることで、これまで提供していた1年契約の「定額プラン」よりも月額費用が約3割安くなる料金体系。IPアドレスを動的に割り当てるタイプDの場合5700円、固定IPアドレスを割り当てるタイプDSの場合1万4000円で利用可能だ。
料金プラン | 初期費用 | 月額費用( ISP料金込み、端末レンタル料別) |
|
---|---|---|---|
タイプD | 定額プランL | 3000円/回線 | 5700円 |
定額プラン | 3000円/回線 | 8500円 | |
タイプDS | 定額プランL | 1万円/回線 | 1万4000円 |
定額プラン | 1万円/回線 | 1万9500円 |
また、新たにUSB接続タイプの独自端末を用意した。端末は富士ソフトとZTE製で、下り最大7.2MbpsのHSDPAに対応する。CD-ROM不要でデバイスドライバがインストールできる“ゼロインストール”対応のデータ通信端末で、接続ツール「IIJモバイル セキュアリンク」も利用可能だ。7月31日までにIIJモバイルサービス/タイプDと110FUのレンタルを同時に申し込むと、初期費用と端末レンタル料(月1500円/1台)が利用期間中無料になる「110FU 端末無料キャンペーン」も実施している。
関連記事
- IIJ、MVNOで国内最速のモバイルデータ通信サービスを開始
IIJは、イー・モバイルの通信設備を利用した法人向けデータ通信サービスを始める。下り回線の通信速度は国内最速になる。 - IIJ、MVNOサービス「IIJモバイル」を利用しM2M分野へ本格参入
IIJは、ドコモとイー・モバイル回線を利用したMVNOサービス「IIJモバイル」の対応端末に、韓AnyDATA製の組み込み用通信モジュールを追加した。デジタルサイネージなど、拡大するM2M分野へ本格的に参入する。 - FOMAハイスピードのデータ通信をExpressCardで――IIJモバイルが独自端末投入
- 複数キャリアのモバイルデータ通信に対応――IIJ、ネットワーク接続ツールを無償提供
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.