今度は佐賀県、V2Hシステム50セットを無償提供蓄電・発電機器

大阪府/市、北九州市に電気自動車「リーフ」を利用したV2Hシステムを提供することを明らかにしている日産自動車が、佐賀県にもV2Hシステムを提供することを明らかにした。今後も、電力供給量に不安のある地域で同様の取り組みを続けていくという。

» 2012年07月10日 18時55分 公開
[笹田仁,スマートジャパン]

 日産自動車は2012年7月10日、同社の電気自動車「リーフ」に充電した電力を家庭でも利用可能にするV2Hシステム“LEAF to Home”を佐賀県に無償提供すると発表した。大阪府/市、北九州市に続く3例目の取り組みとなる。

 提供内容は7月9日に発表した北九州市への提供内容と変わらない。複数の公共施設に提供し、さらに県内の個人や企業に合計で50セット提供する。提供希望者からの申し込みは2012年7月10日の15:00〜7月22日の18:00まで、「日産リーフで節電アクション」事務局で受け付ける。応募多数の場合は抽選で提供先を決める。

 V2Hシステム“LEAF to Home”のうち、電気自動車「リーフ」は2013年3月末までの無償貸与。リーフに充電した電力を家庭で利用可能にする充電器「EVパワーステーション」(図1)は無償で提供する。

LEAF to Home 図1 電気自動車リーフに充電した電力を家庭でも利用可能にする、「EVパワーステーション」

 同社はすでに関西電力、九州電力両社の管内にある複数の自治体に、“LEAF to Home”の無償提供を提案している。今後、無償提供を受ける自治体は増えていくだろう。

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