8月最終週に入ったが、先週に引き続き各社の電力供給量にはやや不安が残る。全国的に先週金曜日に比べて最大需要電力は下がるが、最大供給電力も下がり、6地域で需給率が90%を超える。
27日(月)の最大需要電力を先週金曜日と比べると、東北が変化なしで1320万kW、東京が50万kW増の5050万kW、中国が変化なしで1050万kWとしているほかは、どの地域も減少すると予測している。特に関西は140万kW減の2540万kW、九州は60万kW減の1450万kWという予想を立てている。
この予想に合わせて東北を除く8社が最大供給電力を先週金曜日に比べて減少させる。特に関西は162万kW減の2855万kW、九州が106万kW減の1543万kW、中国が26万kW減の1158万kWとしている。北海道、東京、中部、北陸、四国は微減の予定。
この結果、全国6地域で需給率が90%を超える。特に九州では、需給率が94%に達し、北陸では92.6%にもなる。東京と中部の需給率も91%を超え、高めの値になる。
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