東京ガスは2026年6月11日、開発及び販売を支援する非化石電力鋼材の販売を開始したと発表した。
東京ガスは2026年6月11日、開発及び販売を支援する非化石電力鋼材の販売を開始したと発表した。同社と伊藤忠丸紅鉄鋼が鋼材・加工メーカー向けに提供する低炭素鉄鋼製品の開発・販売支援サービスを通じ、鉄筋販売などを手掛けるウインファーストが化石電力鋼材の異形棒鋼「ECOBO(エコボ)シリーズ」の販売を開始した。
ECOBOシリーズは、国が定める「鉄鋼製品に関するカーボンフットプリント製品別算定ガイドライン」および「非化石電力鋼材のカーボンフットプリント算定ガイドライン」に準拠し、製造時のCO2排出量を大幅に低減した製品。建築主と施工者双方のGHGプロトコルにおけるScope3排出量と、カーボンフットプリント(CFP)における原材料調達にかかるCO2排出量の削減に貢献する。
ECOBOシリーズでは、製造時に非化石電力を使用することで電力由来のCO2排出量をゼロとする「ECOBO」、製造時の非電力由来のCO2排出量に対して、東京ガスが提供するカーボンクレジット商材を使用した「ECOBO/PLUS(エコボプラス)」、原材料調達、輸送時のCO2排出量まで使用範囲を広げた「ECOBO/ZERO(エコボゼロ)」など複数のラインアップを展開。顧客の脱炭素化ニーズや調達方針に応じたモデルを提供できるとしている。なお今回、第1号案件として、ECOBOが鹿島建設が手掛ける鹿島技術研究所本館のリニューアル工事への採用が決定している。
東京ガスでは今後、同サービスを全国の鋼材・加工メーカーにも提供する方針だ。サービスを通じて提供する商材も、土木・建築用の鉄筋材である異形棒鋼のみならず、平鋼や建設用二次製品を含む幅広い用途に広げる考え。
また、東京ガスと伊藤忠丸紅鉄鋼は、建築物のホールライフカーボンの算定・評価に関する制度化に向けて関心が高まる低炭素建材の市場形成加速に向けて、需要を継続的に生み出す仕組みづくりを目的としたアライアンスの設立をする計画としている。
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