9月に入り、降雨の影響か需給率が安定する地域が少しずつ増えている。しかし、一部の地域は慢性的な供給不足を解消できず、東京と中部では需給率が90%を超える見込み。
5日(水)の最大需要電力を前日と比較すると、東京、中部、関西、中国が増加すると見ている。東京は280万kW増の4750万kW、中部は40万kW増の2420万kW、関西は70万kW増の2490万kW、中国は20万kW増の970万kWという予想を立てている。
東京、中部、関西の3社は最大需要電力が上昇するという予想に合わせて、最大供給電力を引き上げる。東京は124万kW増の5275万kW、中部は79万kW増の2661万kW、関西は118万kW増の2977万kWを準備する。一方、中国は42万kW減の1096万kW、九州は61万kW減の1478万kWとする予定。
最大需要電力が大きく上昇する各地域の電力会社で最大供給電力を大きく引き上げるが、それでも東京と中部の2地域は需給率が90%を超える見込み。
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