行き先が動き回る? 「水素」の検索サービスが必要なワケ電気自動車(1/2 ページ)

富士通は2014年12月15日、自動車会社向けに水素ステーションの位置や稼働状況をリアルタイムに把握できるサービスの提供を開始した。トヨタ自動車が同日に発売した燃料電池車「MIRAI」からも利用できる。

» 2014年12月16日 07時00分 公開
[畑陽一郎,スマートジャパン]

 2014年12月15日に発売されたトヨタの燃料電池車「MIRAI」。MIRAIには燃料電池車に必要なサービスが用意されている。どこで水素を「注入」できるのかが分かるのだ。

 図1はMIRAI専用サービスとして用意された「T-Connect DCMパッケージ」*1)を導入し、ナビ専用アプリケーション(Apps)である「水素ステーションリスト」画面を表示したところ(デモ表示)。自車の現在位置から判断した、もよりの水素ステーションの名前と位置、状態を表示している。

*1) MIRAI本体とは別売の販売店装着オプションナビ「MIRAI専用 T-Connectナビ9インチモデルDCMパッケージ」と「T-Connect DCMパッケージ」を購入した場合に利用できる。

図1 もよりの水素ステーションを地図上に表示したところ 出典:トヨタ自動車

 地図形式ではなく、距離を表示したり(図2上)、水素ステーションの連絡先を表示することもできる(図2下)。

図2 水素ステーションの状況を表示したところ 出典:トヨタ自動車

 スマホ向けの無償アプリ「Pocket MIRAI」も用意した(図3)。水素ステーションに電話をしやすいインタフェースだ。AppStoreやGoogle Playからダウンロードできる。

図3 スマートフォン向けアプリケーション「Pocket MIRAI」の画面(クリックで拡大) 出典:トヨタ自動車
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