名古屋電機工業は、道路情報板および道路監視カメラの電源にカルコパイライト太陽電池を活用する実証実験を同年12月から始めると発表した。
名古屋電機工業は2025年11月21日、道路情報板および道路監視カメラの電源にカルコパイライト太陽電池を活用する実証実験を同年12月から始めると発表した。
カルコパイライトは、銅・インジウム・ガリウム・セレンなどを原料とする化合物半導体で、軽量かつ薄型で柔軟性に優れた次世代型の太陽電池として注目されている。これらの特性により、従来のシリコン系モジュールでは設置が難しかった曲面や荷重制限のある場所にも適用でき、既設の設備に後付けで導入できるメリットもある。
今回の実証では福岡県内の3カ所を対象にカルコパイライト太陽電池を設置し、発電量や耐久性、実運用における効果を検証する。発電性能の評価に加え、将来的に外部電源に依存しない独立電源としての利用も視野に入れて検証を行うという。
また、名古屋電機工業ではペロブスカイト太陽電池とカルコパイライト太陽電池のタンデム(積層)化を見据えた技術検証も進めており、今回の実証を基礎データの蓄積にも活用する。
なお今回の実証は、福岡県「ペロブスカイト太陽電池等実証事業補助金」の一事業として採択されたもの。事業の成果は2026年3月までにとりまとめ、報告する予定としている。
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