太陽光発電所をFIP転し蓄電池も併設 需給調整市場にも対応する国内初の事例太陽光

ニシム電子工業とパワーエックスは2026年2月5日、電力系統からの充電が可能なかたちで需給調整市場の一次調整力に対応する太陽光併設型蓄電システムを構築し、国内で始めて一般送配電事業者からの認定を取得したと発表した。

» 2026年02月10日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 ニシム電子工業とパワーエックスは2026年2月5日、電力系統からの充電が可能なかたちで需給調整市場の一次調整力に対応する太陽光併設型蓄電システムを構築し、国内で始めて一般送配電事業者からの認定を取得したと発表した。

蓄電池を併設した「大村メガソーラー第4発電所」 出典:ニシム電子工業

 このシステムは長崎県大村市の「大村メガソーラー第4発電所」に構築したもので、九電みらいエナジーが運営を手掛ける。システムはパワーエックスの蓄電システム「Mega Power 2700A」と、ニシム電子工業のエネルギーマネジメントシステム「TAMERBA EMS」で構成した。太陽光発電システムと蓄電池の出力はともに1990kW、パネル容量は2730kW、蓄電池の公称容量は8226kWhとなっている。

 昼間は太陽光発電所から蓄電池に充電して出力制御を回避し、夕方は放電して売電するタイムシフトで、発電した電力の有効活用と価値向上を図っている。さらに需給調整市場の一次調整力にも対応し、タイムシフトと調整力を組み合わせたマルチユース運用により、収益を最大化する。

システムの運用イメージ 出典:ニシム電子工業

 大村メガソーラー第4発電所はこれまでFITを利用して売電を行っていたが、今回の蓄電システムの構築に伴い、卸電力市場での市場価格売電と一定のプレミアム(補助額)を受け取るFIP制度に移行した。太陽光発電に併設した蓄電池を需給調整市場と卸電力市場の2つの市場で最適に運用し、収益の最大化を図る方針だ。

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