コーユー(兵庫県西宮市)は住宅太陽光パネルの設置に伴う鳥害を防ぐフェンスシステムを開発した。穴を開けずに取り付けられ、太陽光パネルのメーカー保証も維持できるという。
鳥害対策商品の製造販売を手掛けるコーユー(兵庫県西宮市)は、ソーラーパネル鳥害対策フェンスシステム「バードブロッカー」を、2018年4月9日から発売する。
近年一般家庭のソーラーパネルの普及により、屋根とソーラーパネルの間の隙間から鳥が侵入する被害が急増しているという。鳥が侵入するとソーラーパネルの下に営巣して住みつき、フン害などにより、パネルの故障や発電効率の低下につながる恐れがある。
バードブロッカーは特殊な伸縮金具を使用することで凹凸がある場所にも隙間の幅に応じて取り付けできる。取りなどの侵入を防ぐフェンスは、金切りばさみでカットでき、曲げやすく、現場合わせが容易なため施工しやすいという。伸縮金具、フェンスは日本製で、材質はともにオールステンレス(SUS304)を使用している。
各社ソーラーパネルに取付可能で、瓦(かわら)やスレート材の形状にフィットさせることが可能。一般的にソーラーパネルの部材に穴を開けるとメーカー保証が失効してしまうが、バードブロッカーは穴を開けずに取り付けられるため、保証も維持できる。ソーラーパネル機材のメンテナンス時には、フェンスを取り外すことも可能だ。
参考価格は伸縮金具が1820円〜1980円、フェンス100(縦100×幅1190mm)が1600円、フェンス190(縦190×幅1190mm)が2400円としている。
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