シナネンとがSinagyRevoは「エネマネ・自家消費 EXPO」で、開発中の小型風力発電システムを披露。自家消費を想定したモデルで、2021年度中の販売開始を目指すという。
シナネンとその子会社であるSinagyRevoは「エネマネ・自家消費 EXPO」(「スマートエネルギーWeek 2021」内、2021年3月3〜5日、東京ビッグサイト)に出展し、開発中の小型風力発電システムを披露した。自家消費を想定したモデルで、2021年度中の販売開始を目指すという。
開発中の風力発電システムは、縦軸型マイクロ風車。独自開発の軽量なブレードが特徴で、平均風速2m/秒程度から発電を開始することができるという。ブレードは発泡スチロールのような感触と軽さでありながら、非常に高い強度を持ち合わせる特殊素材で形成。万が一落下した際などにも、周辺施設や人などに被害をもたらさないメリットもあるという。
このブレードを活用した風車は、最大回転時の風切り音が30db(デジベル)程度と、静粛性が高いのも特徴。これらの特性により、住宅街への設置にも対応できるとしている。
開発中のマイクロ風車の出力は500W。シナネンとSinagyRevoでは、太陽光パネルと組み合わせ、独立電源システムとして販売する計画を立てているという。主に公共施設や避難所などへの導入を想定している。すでに埼玉県内で実証導入が決まっており、2021年度中には本格的な量産と販売を開始したい考えだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.