JINSららぽーと豊洲店、iPadなどで“メディア”型店舗に

» 2010年09月30日 23時30分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]

 ジェイアイエヌは、JINSららぽーと豊洲店を10月1日にリニューアルオープンする。iPadやデジタルサイネージといったデジタル技術を導入し、店舗を情報発信の場にするという。

JINSららぽーと豊洲店 JINSららぽーと豊洲店

 店内には、メンズ、レディース、ジュニア、キッズ向けを合わせて常時1200本以上のメガネやサングラスが並ぶ。また、いたるところにiPadが据えつけられ、製品情報や価格、レンズの性能などを来店者が自由に閲覧できる。

 店頭に設置されたデジタルサイネージは、17インチディスプレイを縦に4つ、横に3つ並べたもの。人感センサーにより店頭を通りがかる人の流れに応じて、イラストレーターの白根ゆたんぽ氏が描く「眼鏡をかけた顔」が動く。これは、日本人の顔の特徴をとらえた老若男女のイラストで、かけているメガネはJINSで実際に販売しているものを取り込んだ。

JINSららぽーと豊洲店JINSららぽーと豊洲店 iPadによる情報提供

 同社では、ららぽーと豊洲店のリニューアルを「DesignProject」と位置付け、さまざまなクリエイターを招聘した。例えば内装は、デザイン家電「amadana」のプロダクトデザインを手掛けた建築・デザイン事務所「インテンショナリーズ」が担当した。

 今後、デジタルサイネージやiPadでセールやイベントの告知をしたり、CM動画を流したりすることも考慮に入れている。同社広報担当者によると、「店舗を商品購入の場として展開するだけでなく、情報を発信するメディアとして考える。ららぽーと豊洲店は新しいコンセプトの実証モデル店舗であり、今後、同様の仕組みを全国展開する可能性もある」という。

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