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モエ、「グランヴィンテージ 2002」が新ラベルデザインで登場

» 2011年11月10日 08時00分公開

[LUXURY TV]

　Moet Hennessy Diageo（MHD モエヘネシーディアジオ）の、単一年の質の高い葡萄だけから醸造されたヴィンテージシャンパン「グランヴィンテージ 2002」のラベルデザインが、一新されて発売されます。価格は8715円～9975円。

　大きく記された「2002」の数字が印象的な、気品ある新しいラベルデザインは、2002年が優れたヴィンテージ年であったことを強調するとともに、モエ・エ・シャンドンの伝統と長年の歴史への敬意を示しています。

　モエ・エ・シャンドンの創立は1743年。世界で最も由緒あるシャンパンメゾンの1つとして世界にその名を馳せ、フランス・シャンパーニュ地方では最も広大な葡萄畑を所有しています。

　グランヴィンテージは、ボトルを眠らせている地下のセラー内で、どの年のシャンパンかを区別するために、チョークプレートに手書きでヴィンテージ年を記されます。そして今回、グランヴィンテージのラベルに取り入れられたデザインは、この手書きの年号がモチーフとなっているのです。

新しいラベルのモチーフとなった、地下セラー内の手書きで年号が書かれたチョークプレート

　通常、ヴィンテージは一律に5年の熟成を経てリリースを迎えますが、グランヴィンテージ 2002は、グランヴィンテージ 2003の後に発表された特別なボトルです。グランヴィンテージ 2003は特別に暖かかった収穫年の葡萄で早く熟成に達したので2008年にリリースされました。その間、並外れた熟成力があると判断されたグランヴィンテージ 2002は、その卓越した熟成力が充分に開花する時間を与えられたのです。

　グランヴィンテージ 2002は、みごとな熟成と調和のとれた緻密なワインです。トーストの芳香を持ち、まろやかでドライ、穀物の暖かい香りとフランジパーヌ、炒ったアーモンド、モルト、モカ、そして軽いタバコのニュアンスがあります。熟した果実のニュアンスに続いて梨、砂糖漬けの柑橘類、プラム、ネクタリンそして白桃のニュアンスがひろがります。

　口に含むとしっかりした緻密な構成があり、ベルベットのようななめらかさが特徴的。最初のまろやかでしなやかな風味は少しずつ直線的で緻密に構成された風味へと変化し、果実のアロマは、みかん、オレンジ、ピンクグレープフルーツと徐々にフレッシュになります。意図的に軽くしたドザージュ（5.5グラム／リットル）は安定した明快な切れ味のあるフィニッシュと軽快なトニックのような爽やかな風味、ルバーブ、あかすぐり、キニーネ、柑橘類のニュアンスがあります。

　グランヴィンテージロゼ 2002は、見事に熟成し調和のとれた魅惑的なシャンパンです。さくらんぼ、プラム、生イチジクのアロマに、野いちご、ブルーベリー、ブラックベリーのニュアンスを組み合わせた香りを持っています。ワインカーヴでの7年の熟成の間に、かすかなスモークモルトの香りと丁子、シナモン、甘草の暖かい香りが醸し出されています。

　ミント、アニス、スイカズラ、バラなどの植物や花のニュアンスを持ち、口に含むと、明確な構成を感じます。デリケートに包まれたワインのボディは緻密で直線的な構成です。意図的に軽くされたドザージュはフィニッシュの切れ味を良くし、またさくらんぼとハーブティーの香がさわやかではっきりした印象を与えます。