ディズニーに関するニュースサイト「dpost.jp」を1997年から運営し、現在はアイティメディアのONETOPIにて「ディズニー」のキュレーターを担当する。テーマパークやキャラクターだけじゃない「ディズニー」を幅広く紹介している。
ビジネスの世界で「費用対効果」を無視することはない。これには「費用をふんだんにかければ、いいものが得られて当たり前」という意味が含まれている。クオリティの高いサービスにおいては、当たり前を超えて、初めて効果を感じてもらえる……。
そのようなことを考えながら筆者が向かった先は、東京から至近にあるリゾート、誰もが知る東京ディズニーリゾートだ。そこで「バケーションパッケージ」というものを利用すれば、上質なサービスを体験できると聞くが、どういったものなのか。“お金をかければ、最高のサービスを受けられる”――そのような厳しい消費者の「当たり前」を、彼らはどのように「ハピネス」へ変えているのか。1泊2日の体験をもとに、現場で感じたことをレポートする。
東京ディズニーリゾートで利用できる「バケーションパッケージ」とは、宿泊、チケット、そしてパーク内で使えるさまざまな特典を1つのセットにしたものだ。東京ディズニーリゾートは、ご存じ東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの2つのパークと、3つのディズニーホテル、そしてショッピングモールのイクスピアリで構成される。この「リゾート」を、限られた時間で有効に過ごすことができるプラチナチケットだ。
今回体験したのは、バケーションパッケージの中でも11月7日からスタートしたクリスマスのスペシャルイベントを一通り楽しめる「ディズニー・クリスマスを満喫する2Days」。バケーションパッケージの中で一番うれしいのが、時間帯指定のない「ディズニー・ファストパス」が付いてくることだろう。ディズニーのテーマパークでは行列に並ばなくてもアトラクションが楽しめる整理券ともいうべき、ディズニー・ファストパスを配布している。が、残念ながらこのファストパス、開園からしばらくすると発券完了してしまうのだ。
例えば、東京ディズニーシーに2012年7月にオープンしたばかりのアトラクション「トイ・ストーリー・マニア!」では、開園後約10分程度で発券完了してしまうこともあるため、なかなか体験できない状況が続いている。
今回のバケーションパッケージには、どのアトラクションでも、そしてどの時間に行っても有効な、特別なファストパスが2枚付いている。そのうち1枚は「トイ・ストーリー・マニア!」も体験できる。実はこれだけでも、バケーションパッケージを使う価値はあるだろうと筆者は考える。
(c)Disney
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