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» 2013年08月29日 07時00分 公開

JALの舞台裏:空港で預けた手荷物、手元に戻ってくるまでどうなってるの? (2/4)

[吉村哲樹,Business Media 誠]

手荷物を間違いなく搭乗便に割り振るための仕組み

 さて、手荷物がベルトコンベアで運ばれていく先は「出発ソーティングエリア」と呼ばれる空港内の作業エリア。ここには手荷物をコンテナに収容する作業を行う「メイク」という場所がある。一般手荷物はカウンターからメイクまで自動的に運ばれてくる。

 作業員が個々の手荷物を出発便ごとに仕分け、各便に搭載するコンテナの中に次々と積み込んでいく。その際、手荷物を絶対に傷付けないよう、細心の注意を払って丁寧に作業することを心掛けている。コンテナに余分なすき間を作らず、効率的かつ安定した状態になるように荷物を積み込むには、長年の経験に基づいた「熟練の技」が必要だ。

カウンターベルト メイクでの作業の様子。丁寧に荷物を扱いながら効率よくコンテナに積み込んでいく

 「手荷物が別の便に載せられてしまって、到着地で受け取れなかった!」という悲しい経験をした読者もいるかもしれない。そうした作業ミスの多くはこのコンテナへの積み込み作業の過程で発生する。そこでJALでは、手荷物に付けたタグに記載された便名のバーコードと、コンテナに記された便名のバーコードを自動的に照合する仕組みを導入している。

バーコードシステムバーコードシステム バーコードシステムで積み込みミスを防止

 直線ベルトに載せた大型荷物やペットは、一直線のスロープで出発ソーティングエリアまで運ばれてくる。ここでインライン検査装置に通すのだ。ちなみに直線ベルトは2系統に分かれており、ペットは専用ラインを通ってインサイン検査装置をくぐらずに運ばれるよう配慮されている。

直線ベルトペット用ライン (左)直線ベルトを下から見た様子。上方奥にわずかに見えるのがインライン検査装置(右)ペット用運搬ライン

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