静電気によってG-SHOCKが誤動作しないかを確認する試験。冬に金属に触れバチッとなるアレだ。
ヨーロッパでは耐静電気に対する規格があり、それクリアするように、静電気そのものに対する耐性や、静電気を逃がす構造に設計されている。この静電気に対する耐性を確認する。
静電気発生器で静電気を発生させ、G-SHOCKの表面にバチバチバチと電気ショックを与える。ヨーロッパのIECでは8000ボルトをクリアする必要があり、G-SHOCKでは約1万ボルトの電圧の静電気を与えて試験を行っている。静電気発生機の先から放電されるさまは、まさにスタンガンそのものだG-SHOCKに伝わる様々な振動に対する耐性を確認する。
削岩機のような機械から伝わる強い振動、さらには耐振動モデルに関しては自動車部品に定められた振動、輸送に与えられる振動といったさまざまな振動を、条件を変えながら長い試験では1週間ほどかけ続け、その影響を調べる。
振動の周波数や加速度を周期的に変えながらG-SHOCKに与えていく振動試験機。耐振動モデルでは自動車部品振動試験方法(JIS D1601 4種 A)において、二輪自動車用車載機器などに求められる等級(20Gまでの振動加速度)を参考にした耐振動性能を備えている
G-SHOCK 30TH INTERVIEW:30年経った今だから話せる、初代G-SHOCK開発秘話――エンジニア・伊部菊雄さん
ソニー×カシオで実現! 世界初「GPS+電波時計」G-SHOCKの秘密とは?
地球上どこでも自動で時刻合わせ:世界初の「GPS+電波受信」、ハイブリッドG-SHOCK発表――カシオ
カシオ、世界初「GPS+電波時計」G-SHOCKやスマホ連携アナログウオッチをバーゼルで参考出展
海の男がマジで使う:頼れる“航海機器”か? 船乗りのためのG-SHOCK「GULFMASTER」を船乗りが着けてみた
iPhoneとつながるスポーツウオッチ、カシオ「STB-1000」はこうして生まれた
先進センサー技術でさらに先へ──カシオ、2014年春夏新作ウオッチを公開
登山する人、これからはじめたい人は、どんな「登山ウオッチ」を選べばいい?
メタルケースの電波ソーラーは何が難しい?――2004年のOCEANUSを振り返るCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング