青い光から目を守る「JINS PC」への疑問をJINSにぶつけてみた(3/3 ページ)
PCやスマートフォンなどのディスプレイから発せられるブルーライトから目を守る「JINS PC」が9月30日に発売となった。発売前に開催されたブロガーズミーティングで明らかになった「JINS PCに対する疑問」を紹介したい。
非メガネ装着者にとって違和感はないのか?
JINS PCのデザインは、スクウエア型1モデルだが、カラーバリエーションを16色で展開する。スクウエア型はもっとも多くの人に似合うデザインとのことで、JINSの軽量メガネ「Air frame」でも多くの人が満足しているという。
「機能性がよくてもファッション性が悪いと受け入れられない。JINS PCは非メガネ装着者をターゲットにしているので、デザインで迷うよりも、まずはカラーバリエーションで楽しんでもらいたい。そしてアイウエアを装着することに慣れたら、スクウエア以外のデザインを楽しんでもらえるようにしようと思っている」(田中社長)
JINS PCを体験した非メガネのブロガーからは、「どうしてもフレームが気になる」「記事を書くためには、どのくらい使えば効果が実感できるのか」といった質問も。
確かにメガネを装着していない人にとっては、視界の隅にどうしても入ってくるフレームの影は気になることだろう。しかし、これは慣れの問題。使っているうちに気にならなくなる。「フレームのないデザインも試してみたが、今度はレンズのカット部分の光が気になるということでボツにした」(田中社長)
一方、効果を実感する時間はまちまちのようだ。JINSの社員が検証したところ、1日で目が疲れなくなったと感じる人もいれば、2週間くらいで「何となく分かってきた」という人もいるという。
ミーティングの後、井出先生に「JINS PCと同じ機能を持つフィルターをディスプレイに付ければJINS PCと同じ効果が得られるのではないか」とこっそり聞いてみた。
答えはイエス。だが、LEDの光源はPCディスプレイだけでなく、スマートフォン、液晶TVといった汎用ディスプレイ、コンビニエンスストアの照明やクルマのヘッドライトやテールライトなど、生活の中に多く偏在しているためアイウエア型のほうがカバー範囲が広いのではないかという結論に落ち着いた。なお、液晶ディスプレイの設定で明るさを落とした場合、目が疲れにくくなる効果はあるが、ブルーライトの割合そのものは変わらないので、やはりJINS PCの効果が期待できるという。
視力が悪い人用のJINS PCは出ないのか?
ブロガーズミーティングの参加者の半数近くがメガネ装着者だったこともあり、質疑応答でもJINS PCの度付き対応が話題になった。
田中社長の回答は、「来年の春までに発売する」とのこと。特殊なレンズを使っているため度付きレンズの開発には時間がかかっており、JINS PCの発売を先延ばしするよりも度なしレンズで「まず出してみる」という判断をしたそうだ。Air frameなどではラインアップされているキッズやジュニアモデルへの対応も視野に入っていることだろう。
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