自転車通勤で危険な場所を調べてきたよ――新橋、六本木、西麻布編:ジテツウは安全なのか?(7/7 ページ)
自転車通勤。略してジテツウ。どの道をどう走れば安全に通勤できるのか? 所要時間は? こればかりはやってみないと分からない。
気をつけて! ジテツウ3つのポイント
1. 道を(地図上の)見た目で判断しない
地図だけで判断すると予想外のことが起きる。「横断歩道がない」「歩道橋でしか渡れない」「右折できると思ったら実はできない」といったことはあるので、ジテツウするなら下見は必須。
2. 高架下や高速道路下など、日陰で見通しの悪い場所は細心の注意
天候によらず視界が悪いのと、雨天後の路面乾燥に時間がかかる(のでスリップ注意)。
3. めんどうでも、二段階右折
二段階右折はハッキリ言ってめんどうくさい。「車の流れに乗って、右折してしまいたい」と感じることは多いし、忠実に守らないサイクリストは少なくない。雨が降っていて早く目的地に着きたいとか、疲れているからとか事情はあるのだろうけど、これは道路交通法違反。仮に違反でないとしても、車と接触事故の可能性が高いことには変わりはない。時間には余裕を持って行動しよう。
天気も大事だけど、風向きもね
自転車は天気の影響をモロに受ける。とくに雨はやっかいで、濡れと蒸れの不快感、視界の悪化、スリップ事故の危険性など、いいことはひとつもない。
だから、ほとんどの人が雨カッパを携行する、天気予報アプリなどでマメにチェックするといった“雨対策”は行っていると思う。ちょっと長めの運転をするサイクリストなら、1時間単位で予報を調べているはず。
で、天候つながりで気をつけたいのが「風向きと風速」。たとえ快晴でも風が強いと、それだけで余計な体力を使わされ、平均スピードもガクンと落ちる。強風の日の橋の上は怖くて、障害物がないから風をモロに受け、自転車ごと持っていかれそうになることもある。
目安として個人的な感覚になるけれど……
- 風速3メートル以下:「いたって快適」
- 風速4〜6メートル:「ちょっとしんどい」レベル
- 風速7〜8メートル:「修行と思わないとやってられない」レベル
- 風速9メートル〜:「自転車はやめておいたほうがいい」レベル
風は目に見えないので見落としがちなので、覚えておくといいかも。
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