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トヨタとBMW、スポーツカーの共同開発で正式提携
燃料電池車、ミッドクラススポーツカー、軽量化技術の共同開発で正式に提携した。また、次世代バッテリーとしてリチウム空気電池の共同開発に乗り出すことを発表した。
トヨタ自動車と独BMWは1月24日、長期的な戦略的協業の一環として2012年6月に覚書を交わした「燃料電池(FC)システムの共同開発」「スポーツカーの共同開発」「軽量化技術の共同研究開発」で正式契約を締結した。
FCシステムについては、2020年を目標に水素タンク、モーター、バッテリーなどのFC車の基本システム全般の共同開発を行う。また、FC車の普及に必要な水素インフラの整備や規格、基準の策定で協力する。
スポーツカーの共同開発では、ミッドサイズスポーツに搭載する共通のプラットフォームのコンセプトを決めるための実証研究を開始する。共同研究は2013年中に完了し、その後、実車の共同開発に向けた協力を検討する。
軽量化技術の共同研究は、強化樹脂などを活用したボディ構造の軽量化が対象。その成果は上記のスポーツカー開発などに織り込む予定だ。
このほか、次世代リチウムイオンバッテリー技術の共同研究が第2フェーズに入ったことを発表した。ポストリチウム電池として、エネルギー密度や燃費面で大幅に性能が向上できるリチウム空気電池の共同開発を行うとする。
トヨタの豊田章男社長は「ここからはいよいよ成果を出していくフェーズ。今後、具体的な共同開発の中での『学び』を大切にしながら、『もっといいクルマづくり』という共通の目標に向かって、両社で切磋琢磨していきたい」とコメントする。
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