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世界DRAM市場20%増、Hynixがシェア2位に浮上

» 2004年07月30日 08時01分 公開
[ITmedia]

 調査会社Gartnerが7月29日発表した速報値によると、4〜6月期の世界DRAM市場は67億ドルに達し、前期から19.8%の伸びを示した。シェアはHynix SemiconductorがMicron Technologiesを抜いて2位に浮上している。

 同四半期のDRAM業界は、過去4年で最大の売り上げ規模に達したとGartnerは指摘。「DRAMブームは頂点に到達しようとしており、業界は2005年中に後退に向かうだろう。DRAMベンダーは利益を上げ、新しい製造施設への設備投資を増やしている。こうした施設が2005年後半から2006年にかけて稼動を始め、供給過剰によって引き起こされる後退の引き金となる」。Gartner主席アナリストのアンドリュー・ノーウッド氏はこう予想している。

 シェアは1位のSamsung Electronics(28.4%)に続き、Hynixが17.1%を確保して2位に食い込んだ。Hynixが2位になったのは、Hyundai ElectronicsとLG Semiconが合併してHynixが設立された1999年以来。Micronはシェア15.3%で3位に転落。次いでInfineon Technologies(14.1%)、Elpida Memory(5.4%)の順となっている。

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