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» 2004年09月09日 13時45分 公開

ネットとフリーペーパーの影響で有料情報誌の利用は減少傾向

C-NEWSと日経産業新聞の調査によると、有料情報誌の利用状況はやや減少傾向にあり、その理由には無料情報誌やインターネットの普及が関係しているようだ。

[ITmedia]

 インフォプラントが運営するインターネットリサーチサイト「C-NEWS」は9月9日、C-NEWSと日経産業新聞が共同で実施した雑誌に関するアンケート調査の結果を発表した。

 同調査は、情報誌の利用状況を探るのが目的で、15歳以上のインターネットユーザー1000名からのデータを集計した。

 これによると、回答者全体のほぼ6割が「月1〜3冊」の情報誌を購入していることがわかった。

 有料情報誌を「地域・タウン」「映画・演劇・音楽」「テレビ」「住宅」「求人」「中古車」の6ジャンルに分け、その購読状況を調べたところ、「地域・タウン」の利用率が23.5%で最多となり、次いで「テレビ」が20%だった。主な購読理由としては「新しい情報が欲しいから」(54.5%)、「掲載情報を見て、行きたい場所やしたいこと(映画鑑賞・家探しなど)があるから」(50.4%)などを挙げている。

 情報誌のジャンル別に2、3年前との購入頻度の違いを比較した回答では、「変わらない」がいずれのジャンルでも6割を超えた一方で、全ジャンルにおいて「減った」と「やや減った」の合計が、「増えた」と「やや増えた」の合計を上回る結果を示した。

 とくに「地域・タウン」「映画・演劇・音楽」「テレビ」の3ジャンルは、「減った」と「やや減った」の合計が20%を超えており、購入を減らした理由(自由回答形式)では、「インターネットで情報を得ている」「フリーペーパーの充実」「無料でいろいろな情報が手に入るようになった」などが挙がった。このことから、同調査では、新しいメディアの普及が有料情報誌の販売に影響を与えていると分析している。

 情報誌の価格については、「やや高いと思う」と「高いと思う」と答えた人が合計45.4%となった。

 無料情報誌について、有料雑誌と同じ6ジャンルに「クーポン」を加えて入手状況を質問したところ、「地域・タウン」が59.9%と高く、「クーポン」が42.5%で続いた。また、有料では5.9%にとどまった「求人」も、30.6%が無料誌なら読んでいるという。無料誌全体の入手頻度は「月1冊程度以上」が75.9%で、「2、3年前に比べ増えた」という人が38.7%に上った。

 情報誌とインターネットを比較して、情報入手の手段としてどちらが便利と思うかをたずねる質問では、「インターネット」の回答が36.3%で、「どちらかといえばインターネット」を加えると7割近くの人がインターネットを選んでいることになる。インターネットが便利な理由(自由回答形式)では、手軽さや情報量の多さを指摘するものが目立ったという。なお「情報誌」を選んだのは6.9%にとどまった。

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