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IDC Japan、「国内EIP市場規模予測およびベンダー動向」を発表

» 2004年09月10日 13時58分 公開
[ITmedia]

 IDC Japanは9月9日、「国内エンタープライズ情報ポータル(Enterprise Information Portal用語辞典参照。以下EIP)市場規模予測およびベンダー動向」を発表した。

 これによると、2003年の国内EIP市場規模は約46億円で、2004〜2008年の年間平均成長率は9.4%で拡大し、2008年には72億円に達すると予測している。

 2003年のEIP市場売上金額シェアでは、マイクロソフトが首位を獲得し、主な勝因としては、「SharePoint Portal Server」の売上に加え、各種マーケティング戦略の成功が挙げられている。2位以降は、日本IBM、リアルコム、BEAシステムズ、ドリーム・アーツが続いた。

 同社のソフトウェアリサーチマネージャー井出和之氏は、「EIPの導入は、これまで多数のアプリケーションを保有する大企業に留まっていたが、2004年以降には既存グループウェアからの移行や、単純なメッセージングアプリケーションの次のステップとしての導入が本格化し、中規模以下の企業群も含めて広い範囲に関心が広まるだろう」と考察している。

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