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世界半導体販売、2008年に3090億ドル規模に

» 2005年11月18日 08時37分 公開
[ITmedia]

 半導体工業会(SIA)が11月16日発表した予想によると、世界の半導体販売は2005年から2008年にかけて年率10%近い伸びが見込まれ、2008年には3090億ドルに達する見通しだ。2004年の2130億ドルと比べて45%の増加となる。

 半導体市場でIT製品が最大の比率を占める状況は今後も続くが、大きなけん引役を果たすのはコンシューマー製品になるとSIAは予想。2006年のエンドマーケットではデジタルテレビとMP3の各52%を筆頭に、PCで10%、携帯電話13%、デジタルカメラは9%の伸びが予想されると指摘している。

 2006年のマイクロプロセッサ市場はPC市場をやや上回る伸びを見込む。フラッシュメモリは15.9%の予想で、MP3プレーヤーやデジタルカメラ需要に支えられる形でNANDフラッシュが23.5%の大幅増となる一方、NORフラッシュは携帯電話メーカーがDRAMやNANDフラッシュに切り替えている影響で6.1%増にとどまる見通し。

 DSPは、携帯電話市場の伸びや3Gへの移行などがけん引する形で17.2%増加。一方、DRAM販売は10.1%の減少を予想している。

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