インターネットで商品を検索しても、実際の買い物はオフラインの店舗で――。コンシューマーの検索と買い物との関係について、こんな傾向が3月21日発表された調査で明らかになった。
調査はGoogleの委託でcomScore Networksが実施。米国のユーザーが昨年11月から12月にかけてオンラインとオフラインで行った買い物について、主要24検索サイト(比較ショッピングサイトを除く)で行ったWeb検索との関係を11の製品カテゴリー別に調べた。
それによると、検索結果に直接関連した商品を購入したユーザーは25%。このうちオンラインで買ったユーザーは37%だったのに対し、オフラインで買ったユーザーは63%と大多数を占めた。
「検索がオンラインとオフラインの買い物の両方に多大な影響を与えるということは、マルチチャネルの小売業者の多くが既に認識しているが、今回の調査は検索が実際にどの程度、買い物プロセス全体に影響を与えるかを測る一助となる」と、Googleの小売責任者、ジョン・マカティア氏は解説している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR