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スパム発信国ランキング、ポーランドが急伸

» 2007年04月12日 11時54分 公開
[ITmedia]

 英セキュリティ企業Sophosは4月11日、2007年第1四半期のスパム発信国ランキングを発表した。

 1位は引き続き米国で、米国のコンピュータから送られたスパムの数は全世界のスパムの19.8%を占めた。またSophosは、ポーランドが予想外に順位を上げて、前年同期の5位から3位に躍り出たと報告している。またインドが初めて上位入りし、10位だった英国は13位となり上位ランキングから脱出した。

 スパム全体の量は前年同期と比べて4.2%増加したという。

2007年第1四半期スパム発信国ランキング
順位 国名 シェア
1 米国 19.8%
2 中国(香港含む) 7.5%
3 ポーランド 7.4%
4 韓国 7.0%
5 イタリア 5.0%
6 フランス 4.1%
7 ドイツ 3.7%
8 スペイン 3.5%
9 ブラジル 3.1%
10 ロシア 3.0%
11 インド 2.8%
12 台湾 2.5%
その他 30.6%

 ポーランド発のスパムが全体に占める割合は、前年同期には3.8%だったが、今回2倍近い7.4%まで上がった。「ポーランドの人口やコンピュータ利用がロシアやインド、中国、米国よりも少ないことを考えると、ポーランドの人々は自分のマシンのセキュリティホールをチェックする必要がある」とSophosは述べている。

 一方、米国は首位ながらも前年同期(シェア23.1%)と比べるとスパムは減っており、これは「コンピュータセキュリティについての教育が進んでいることを示唆している」と同社は記している。

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