英セキュリティ企業Sophosは4月11日、2007年第1四半期のスパム発信国ランキングを発表した。
1位は引き続き米国で、米国のコンピュータから送られたスパムの数は全世界のスパムの19.8%を占めた。またSophosは、ポーランドが予想外に順位を上げて、前年同期の5位から3位に躍り出たと報告している。またインドが初めて上位入りし、10位だった英国は13位となり上位ランキングから脱出した。
スパム全体の量は前年同期と比べて4.2%増加したという。
順位 | 国名 | シェア |
---|---|---|
1 | 米国 | 19.8% |
2 | 中国(香港含む) | 7.5% |
3 | ポーランド | 7.4% |
4 | 韓国 | 7.0% |
5 | イタリア | 5.0% |
6 | フランス | 4.1% |
7 | ドイツ | 3.7% |
8 | スペイン | 3.5% |
9 | ブラジル | 3.1% |
10 | ロシア | 3.0% |
11 | インド | 2.8% |
12 | 台湾 | 2.5% |
その他 | 30.6% | |
ポーランド発のスパムが全体に占める割合は、前年同期には3.8%だったが、今回2倍近い7.4%まで上がった。「ポーランドの人口やコンピュータ利用がロシアやインド、中国、米国よりも少ないことを考えると、ポーランドの人々は自分のマシンのセキュリティホールをチェックする必要がある」とSophosは述べている。
一方、米国は首位ながらも前年同期(シェア23.1%)と比べるとスパムは減っており、これは「コンピュータセキュリティについての教育が進んでいることを示唆している」と同社は記している。
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