キヤノンは77点、Amazon.comは0点――非営利団体Climate Countsは6月19日、大手企業56社の地球温暖化対策を評価したランキングを発表した。
このランキングは、各社が自身の温室効果ガス排出量を適切に測定しているかや、各社の排出量の削減目標と取り組み、環境法案への支持、温暖化対策の開示などを評価したもの。
最高得点を獲得したのはキヤノンで、77点だった(満点は100点)。Nikeの73点、Unileverの71点がそれに続く。以下に、IT関連企業のスコアを示す。
| キヤノン | 77 |
|---|---|
| IBM | 70 |
| 東芝 | 66 |
| Motorola | 60 |
| Hewlett-Packard | 59 |
| ソニー | 51 |
| Dell | 41 |
| 日立 | 36 |
| Siemens | 34 |
| Samsung | 33 |
| Nokia | 29 |
| Apple | 2 |
| Yahoo! | 36 |
|---|---|
| Microsoft | 31 |
| 17 | |
| eBay | 2 |
| Amazon.com | 0 |
Climate Countsはエレクトロニクス企業について、このセクターは大量の電力を必要とするため、総じて環境対策において自ら高い基準を設けていると述べている。スコアが50点を超えた企業の割合が最も高かったのがこのセクターという。Appleは今回わずか2点だったが、5月に環境保護推進計画を発表したため今後変化があるかもしれない。
インターネット・ソフトウェア企業に関しては、トップのYahoo!でも36点と、ほかのセクターを下回る水準となっている。eBayとAmazon.comは「まだ革新の精神を環境保護の取り組みへと移していない」と同団体は指摘している。
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