初めてOffice 12の新しいリボンとタブベースのインタフェース(UI)を見せられたとき、わたしは「へんてこだ」と言い切った。20年前のAmigaやGeoWorksのUI――これらに取って代わったWindowsではなく――を思い出させるUIだった。
しかし、実際に新しいOffice 12を使ってもいないうちから、わたしは既にこのUIが好きになり始めている。
どうしてまだβ版を試していないのかというと、あと数時間で記者とテスター向けにβ版がリリースされるため、わたしは文字通り、β版をマシンにダウンロードしながらこのコラムの最終版を書くつもりだからだ(訳注:このコラムが書かれたのはテクニカルβ版のリリース前)。
実際にβ版を試す機会を持ってから、また新しいコラムを書くつもりだ。このコラムはこれまでに見たデモと、β1について聞いた話を基にしている。
それから、Office 12の新しいUIの主要素を紹介するスライドショーも用意した。新しいUIでは、一番よく使う機能を見つけやすくなっているだけでなく、それほど使われていない機能のランクも上がっている。
例えば、わたしはWordのReferences機能を使ったことがなく、Mailing機能もほとんど使ったことがない。だが、Office 12ではこれらの機能はそれぞれタブとリボンを持っており、ずっと前面に出されている。おそらく、これまでよりも利用は増えるだろう。もちろん、わたしがこれらのタブを消してしまえるのなら話は別だが。
例えば、リボンベースのUIはOffice 12のほとんどのアプリケーションで使われるが、一番UIが改善されたのはPowerPointとAccessのようだ。
わたしは最初のリリース以来、普通のユーザーがAccessを使いこなすのはあまりに難しいと文句を言ってきた。Microsoftはついにそれを真剣に受け止めて、Access 12が新規ユーザーにそれほどひどく見えない程度にUIを改善したのかもしれない。
PowerPointはついに、もっと見栄えのいいプレゼンを作って、社内でそれをより効果的に共有する役に立つ機能を手に入れた。
わたしはまだβ版を試していないが、デモを見て、お粗末なPowerPointテンプレートがもっといいものに差し替えられたという印象を持った。だが、実際にそうなのかどうかはこれから確かめることになる。
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