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» 2010年03月26日 07時00分 UPDATE

FirefoxはIEを倒せるかもしれない (1/2)

MicrosoftのIEは認知度が高く、多くのユーザーに使われている。だが、潮目はゆっくりと変わっており、2番手のFirefoxがIEを打ち負かす可能性もある。

[Don Reisinger,eWEEK]
eWEEK

 欧州のWindowsユーザーが好きなブラウザを選べる「Webブラウザ選択画面」が数週間前に始まったばかりだが、Microsoftは既にライバルに市場シェアを奪われている。

 同社のInternet Explorer(IE)は最も認知度が高く、大半のユーザーに利用されているようだが、ゆっくりと潮目が変わってきている。例えば同社の圧倒的な市場シェアは、競合ブラウザが入手しやすくなったことで圧迫されている可能性がある。

 この傾向が続けば、ブラウザ選択画面を義務付けた欧州連合(EU)の決定の結果、最も勢いを伸ばすのはMozillaのFirefoxかもしれない。Firefoxは世界で2番目に人気のあるブラウザで、その上にいるのはIEだけだ。

 Firefoxの市場シェアはIEをかなり下回るものの、EUは主要国の集合で、数億人のユーザーがいる。IEからFirefoxやほかのブラウザへ乗り替えるユーザーが増えれば、IEのシェアが倒せるレベルに下がってくるのにそう時間はかからないはずだ。その時こそFirefoxにはチャンスだ。

 MicrosoftがFirefoxを恐れるべき10の理由を以下に挙げる。

1. 既にかなりのシェアがある

 Firefoxがほかの小さなライバルと同様にわずかなシェアしかなかったなら、IEを倒せる可能性は非常に低いだろう。だが、実際は違う。Firefoxは現在、ブラウザ市場で20%を超えるシェアを持っている。Microsoftが欧州ユーザーに好きなブラウザを選べるオプションを提供せざるを得なくなったことで、Firefoxのシェアは日に日に増えている。同ブラウザがシェアを拡大し、欧州ユーザーを取り込むほど、Microsoftにとっては危険な存在になっていく。

2. 多彩なアドオン

 Firefoxの魅力の1つが多数のアドオンだ。ユーザーはビジネスインテグレーションからソーシャルネットワークまで、ブラウザの機能性をデフォルトの状態から大幅に拡張してくれるアドオンを簡単に見つけられる。アドオンを見くびってはいけない。ユーザーがアドオンに価値を見出したら、Firefoxから離れることはないだろう。アドオンは、Microsoftがユーザーを失いつつある中で、大きなアドバンテージだ。

3. オープンソースである

 平均的なユーザーは、Firefoxがオープンソースであることを気にしないかもしれないが、これは重要なポイントだ。オープンソースソフトはクローズドなアプリケーションよりも優れていると多数の人が考えている。コミュニティー全体で1つのソフトを改良できるからだ。IEのようなクローズドなソフトはまったく違っている。Microsoftだけが改良できるクローズドなソフトなので、多数の開発者の力で改善してもらえるという恩恵を受けられない。IEは多数のハッカーの標的にもなっている。

4. セキュリティが強固

 ハッカーといえば、Firefoxはライバルの大半と比べて比較的セキュリティが強固だと称賛されている。これは重要な特徴だ。IEユーザーのほとんどが抱えている主な問題の1つが、セキュリティのお粗末さだ。それに、Microsoftはセキュリティ問題が起きたときに、ソフトをアップデートするのに時間をかけすぎる。Firefoxにはそのような問題はない。オープンソースコミュニティーの膨大な知識を活用して、より積極的にアップデートしている。さらにコア設計が優れているため、IEよりも本質的にセキュアだ。セキュリティを求めているなら、Firefoxは悪くない選択肢だ。

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