使い捨てのメールアドレス・後編──myTrashMailオンライン仕事術(4)

今回は究極の“使い捨て”メールアドレスサービス。事前の登録も、パスワードも必要なくメールアドレスが利用できる。

» 2006年08月08日 20時28分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 前編では、Web上のサービスやオンラインショップなどの登録メールアカウントとしてYahoo!メールやGmailのエイリアスを紹介した。後編では、まさに使い捨てられるメールアカウントをもらえるサービス「myTrashMail.com」を使ってみよう。

個人情報登録必要なし──の無料メールサービス

 「どうせこのメールアカウントは登録に使うだけだから、どこか無料のWebメールを登録しよう……」。そう思ったことのある人には、myTrashMail.comはもってこいだろう。

 なんといってもメールアカウントの取得にユーザー登録が必要ない。それどころか事前にメールアカウントを作る必要さえない

好きなEメールアカウントを入力して、「Get Email」ボタンを押すと、“そのEメールアカウント宛てに送られている”メールが確認できる。画面下部の日の丸をクリックすると日本語版サービスも用意されているが、8月8日時点ではうまく動作していなかった

 使い方は簡単だ。

  1. 「好きなアカウント名@myTrashMail.com」を使う
  2. そのアカウントに送られたメールを読みたかったら、myTrashMail.comにアクセスして
  3. 「好きなアカウント名」でログインすると
  4. メールが確認できる

 たったこれだけだ。つまり、使い捨てEメールを使いたいなと思ったら「適当な名前@myTrashMail.com」を入力しておけばいい。

 メールを見るにはパスワードも必要ない。HTMLメールも受け取れるし、添付ファイルが付いていてもOK。メールを受け取るのに不自由はないだろう。

受信したメール一覧
HTMLメールや添付ファイル付きメールも確認OK

 注意したいのは、メールアドレスさえ分かれば誰でもこのアカウントのメールを見られるということだ。プライベートなメールのやりとりに使うサービスではなく、あくまで一時的なメールの受信場所として使うべきものだ。とはいえ受信したメールの保管日数は、2〜5日間または30日間から選べるし、見たメールを削除することもできる。できるだけ長いアカウント名を使うなど、工夫しよう。

http://www.mytrashmail.com/myTrashMail_inbox.aspx?email=好きなアカウント名

※このURLに直接アクセスしても、「好きなアカウント名@myTrashMail.com」を確認できる。あくまで簡易的に、複数人でメールを共有するのにも使える


メールアドレスを登録すると転送、返信も可能

 このmyTrashMail、実はメールアドレスを登録すると、さらにさまざまなサービスが利用できるようになる。画面右側の「Register」から、任意のユーザーIDと自分のメールアドレス、任意のパスワードを登録すればいい(ちなみにこの登録メールアドレスにはmyTrashMailのアドレスは利用できない!)。

 すると、受け取ったメールの「返信」「転送」や、「自動転送」、そして受信メールのRSSによる取得が可能になる。とはいえ、これは少々オーバースペック。ユーザー登録までするのならGmailなどほかのWebメールサービスのほうが使い勝手はいいだろう。

 ともあれ、「ここにメールアドレスを入力したら、たぶんスパムがくるなぁ」と思ったら、「適当な名前@myTrashMail.com」を入力すればいいということを覚えておこう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ