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» 2007年08月22日 18時19分 UPDATE

デジタルワークスタイルの視点:手軽にライブ配信できる便利なWebカメラ

動画を配信するのであればWebカメラが必要です。Skypeを使って音声配信で済ませる方法もありますが、せっかく動画配信が簡単になったのですから、この機会にWebカメラを買って試してみるのもいいでしょう。

[徳力基彦,ITmedia]

 前回は、実際にライブ配信をする際に利用するオンラインサービスやソフトウェアをご紹介しました。

 動画を配信するのであればWebカメラが必要になります。前回のようにSkypeを使って音声配信で済ませるという手もありますが、最近はせっかく動画配信が簡単になったのですから、この機会にWebカメラを買って試してみるのもいいでしょう。

 とはいえ、いざWebカメラを買おうと思うと意外に選択肢が多くて選べないという人も多いかもしれません。そこで、これまでに筆者が利用して便利だったWebカメラをいくつか紹介したいと思います。

手軽にライブ配信できる便利なWebカメラ

  • ノートPCに内蔵されているWebカメラ
  • ロジクールのVideo Effects対応Webカメラ
  • マイクロソフトのLifeCamシリーズ

PCに内蔵されているWebカメラ

 Webカメラを購入するより手軽なのは、Webカメラが内蔵されているPCを利用すること。例えばMacBookの場合、大抵のモデルに「iSight」と呼ばれるカメラを内蔵していますから、Webカメラを購入しなくても手軽に動画撮影が可能です。

st_cam01.jpg

 Windowsマシンでもデルやソニーなど各社からWebカメラ内蔵のノートPCがラインアップされています。その中から持ち運びが便利な機種を紹介しましょう。

持ち運びが便利なノートPCのWebカメラ搭載モデル(一部)
メーカー/機種名 価格 Webカメラの画素数 関連記事
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 外付けのWebカメラですと、いざ使いたいというときに設置が面倒だったり、ノートPCですと一緒に持ち運ぶのが面倒だったりしますから、最初から内蔵になっているのが手軽さの面では一番でしょう。

 ただし、内蔵のWebカメラでは撮影できる角度に制限があったり、ユーザー自身を撮影することが前提になっているので、イベントなどのライブ配信には向かないケースもあります。カメラ内蔵PCを利用されている人も、必要に応じて外付けのWebカメラも検討してみるといいでしょう。

ロジクールのVideo Effects対応Webカメラ

 外付けWebカメラを購入する場合、通常のライブ配信をするだけであればもちろん安いモデルでも十分なのですが、ちょっとした付加価値にも注目です。そんな面白い機能でお勧めなのがロジクールの「Video Effects」対応Webカメラです。

 Video Effects機能とは、Webカメラで撮影している動画に、エフェクト(効果)を追加できる機能。撮影対象の顔の位置をWebカメラが自動的に認識し、ひげや帽子などのフェイスアクセサリーを表示したり、猫や宇宙人などのアバターを表示して、撮影対象の表情の変化に応じてアバターを動かしたりできます。

st_cam02.jpg Video Effects機能

 ただし、これらのVideo Effects機能は、基本的にインスタントメッセンジャーのビデオチャット用。筆者が試した限り、ストリーミング配信中は残念ながら機能を利用できませんでした。ですが、フェイスアクセサリーやアバターをかぶせた自分の様子を動画ファイルに保存し、その動画ファイルをアップロードする形での配信は可能です。予算に余裕がある方は検討してもといいのではないでしょうか。

 ちなみに、筆者が勤めるアジャイルメディア・ネットワークのオフィスのライブ映像配信には8980円の「Qcam Fusion QVX-13S」(2006年8月の記事参照)を利用しています。

st_cam03.jpg Qcam Fusion QVX-13S

マイクロソフトのLifeCamシリーズ

st_cam04.jpg LifeCamダッシュボード

 ロジクールのVideo Effectsと似たような機能を持っていて、面白いのがマイクロソフトが2006年に発売した「LifeCam」シリーズです(2006年11月の記事参照)。

 マイクロソフトのWebカメラはあまり有名ではないかもしれませんが、これが結構良くできています。ロジクールのVideo Effectsと同じような機能として「LifeCamダッシュボード」という機能があり、Webカメラで撮影している映像に花や雷、魚などさまざまなイラストやエフェクトをかぶせることができます。

 ロジクールのVideo Effect機能のように顔の位置を自動的に補足して表示したり、アバターで表情を変えたりというところまでの細かい機能はないのですが、ちょっとした効果を使うことで画面を華やかにすることができます。

 また、筆者が試した限りでは、「Ustream」などの無料ストリーミング配信サービス上にも画像やエフェクトをそのまま表示できました。イベントなどの際にも手軽に活用できそうです。

 筆者が個人的に使っているのが、ノートPC向けの「NX-6000」(2006年10月の記事参照)。値段は1万1025円と若干高めですが、本体はスニッカーズのようなお菓子のバーに似ているコンパクトサイズ。あまり目立たないため、会場を撮影するような利用にもお勧めです。

st_cam05.jpg NX-6000

 日本では、あまりWebカメラはポピュラーではありませんが、海外のYouTube人気を支えているのは、Webカメラによる“自分撮り”だったりします。イベントの動画配信だけでなく、YouTubeに投稿すれば自分のアピールにも使えます。企業内のビジネスパーソンだけでなくSOHOなど自営業の方も、仕事のPRに使ってみてはいかがでしょうか。

筆者プロフィール 徳力基彦(とくりき・もとひこ)

st_tokuriki.jpg

 NTT、ITコンサルを経て、2002年にアリエル・ネットワークに入社。情報共有ソフトウェアの企画や、コンサルティング業務に従事。2006年からは、ブログネットワークのアジャイルメディア・ネットワーク(AMN)設立時からブロガーの1人として運営に参画する。2007年7月にAMNの取締役に就任。最新のネットツールや仕事術に関する複数の執筆・講演活動も行っている。

 個人でも「ワークスタイル・メモ」と「tokuriki.com」など、複数のブログを運営するなど幅広い活動を行う。著書に「デジタル・ワークスタイル」「アルファブロガー」などがある。


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