アイデアを現実にするには「共有する」ことが1番の近道!?3分LifeHacking(2/3 ページ)

» 2012年05月11日 10時00分 公開
[Thorin Klosowski(訳:Rhyeh),ライフハッカー[日本版]]
ライフハッカー[日本版]

掲示板やオンラインコミュニティーへ積極的に参加する

 掲示板は、アイデアを捨てる場所にも協力者を探す場所にもなります。すべての製品の掲示板へ投稿することは不可能ですが、その中のいくつか(特にオープンソースソフトウェア向けのもの)は、開発者側から比較的高めの需要があるでしょう。

 主なサイトは以下の通りです。


サイト名 概要
XDA Developers Forums Android、Windows Phone関連アイデア向けのサイト
「Instructables」のWantedセクション 企画をリクエストできる大規模のコミュニティー
Macworld Forums MacやiOSアプリの製作方法を学びたい人に最適な開発者コミュニティー
Gamestorm テレビゲームをしたことがある人なら、既にこのサイト向けのアイデアを持っている人がいるかもしれない。投稿するアイデアには画像も添付することができ、分かりやすく可視化される
deviantART アーティスト向けのサイト。アート系の企画に対しアイデアを売り込む良い場所としても利用できる

 大抵のモノには、それに関する掲示板やコミュニティーが存在します。1番良い場所を探すのはなかなか難しいかもしれません。しかし頭の中を駆け巡るアイデアの「その後」を見届けるには、上記の方法が最も適しているでしょう。

 アイデアがWebアプリの現行するサービスや機能に関連する場合は、その製品の掲示板に行きましょう。ほぼ全てのWebアプリの掲示板内には、製品への要望を受け付けるセクションがあります。

β版製品を利用してフィードバックをする

 ほとんどのデバイスやソフトウェアのプラットフォームには、βプログラムが存在します。そして公開βとプライベートβを開発中に利用する主な例が、テレビゲームとWebアプリです。

 β版を利用すると、その製品の改良の為に開発者へ意見を述べられます。新しい何かを創造するという方法ではありませんが、日ごろ愛用している製品の開発者が、改良や開発のために、あなたの意見を求めているのです。

 主な企業は、新機能のテスト用にβ版を公開しています(「Spotify」、「Dropbox」)。Dropboxのテスト用コードについてフィードバックすると、メモリの増設をすることができます。

 もし特定の機能に対するアイデアを持っている場合は、掲示板のAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)セクションが、最も開発者への売り込みに適しています。

「クレーム」を効果的に利用する

 「クレーム」というと一見ネガティブなものに思えますが、実は企業へアイデアを届けるための1番良い方法です。

 送られてくるアイデアに関する法律問題や著作権をめぐるトラブル回避のため、大半の企業は社外からのアイデアを受け付けません。事実、Webサイト上でもそのような趣旨の内容が公表されています(AppleNintendoMicrosoftなどを参照)。

 そんな時は、クレームという形に変えることにより、あなたのアイデアを企業へと届けることができるのです。

 メールを送る際には、以下の事柄に注意しましょう。

  • できるだけ短文にする
  • 具体的な解決方法を強調する
  • あなたのアイデアを実現するための詳細方法を表現する

 これで必ずしも、あなたのアイデアがその企業に反映されるとは限りませんが、社外からの意見を受け入れない企業へアイデアを届ける方法としては最善の方法です。

 とはいえ、全ての企業が著作権に過剰な反応をしているわけではなく、GEのように世間からのアイデアすべてに目を通すためのチームや、アイデアを受け入れるためのセクションを設けている企業も多数存在しています。あなたのアイデアに誰かが目を通し、そのアイデアを採用する価値があるかが検討されるのです。

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