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» 2012年05月14日 11時00分 UPDATE

スマート文具:新しいiPadと一緒に使える“新しいairpen” Android版と何が変わった? (1/3)

ついにぺんてるのデジタルペン「airpen」がiPhoneやiPadといったiOSに対応した。その名も「airpenPocket++(エアペンポケットプラス)」。早速使用感を紹介しよう。

[森田秀一,Business Media 誠]
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 ぺんてるが、デジタルペン「airpenPocket++(エアペンポケットプラス)」を発表した。ボールペンとしての機能を備えつつ、同時にデジタルメモを作成できる製品だ。

 これまでもAndroid端末には対応していたが、今回ついにiPhoneやiPadなどのiOS端末と組み合わせて利用できるようになった。リリース済みのAndroid版アプリとどこが違うのか、詳しくチェックしてみた。

airpenPocketがiOSで利用可能に

 airpenについては本誌でたびたび紹介しているが、いわゆるデジタルペンだ。ペンの筆跡(軌跡)を、書いたその場で即デジタル化できることが特徴である。

 airpenでは筆跡のデジタル化にあたって、専用ペンと受信部となるメモリーユニットを併用する。利用する前に、まずはメモリーユニットを用紙の上部に固定。といっても、ユニット背面にペーパークリップが着いているので簡単だ。そして、専用ペンでの筆記を開始すればOK。ペン先端の発信部とメモリーユニットの間で、赤外線と超音波によるリアルタイムでのデータ送受信が行われ、筆跡を蓄積する仕組みになっている。

 新発売のairpenPocket++は、2011年2月発売の「airpenPocket」を引き継いだモデル。専用デジタルペン、メモリーユニットという商品構成は変わらないが、専用のiOSアプリを使うことで、iPhoneやiPadとも連携させられるようになったことが最大のトピックだ。

st_ap02.jpg 「airpenPocket++」の専用デジタルペン。SR41(ボタン電池)2個で約90時間の連続筆記ができる。外観は軸がちょっと太めのボールペンという印象。もちろん普通のボールペンとしても使える。インクが切れた時は替芯(KFS7-AD)と交換可能
st_ap03.jpg ペン先端の「発信部」。ここを指で覆い隠してしまうと、メモリーユニットとの間でデータ送受信ができなくなってしまうので注意

st_ap04.jpg メモリーユニット。液晶画面でさまざまな動作ステータスが確認できる。約3.5時間のUSB充電で約8時間連続動作する
st_ap05.jpg メモリーユニットは紙の上部に固定。ペーパークリップ付きなので、ずれる心配はほとんどない

 メモリーユニットはBluetooth接続に対応。蓄積したデータをワイヤレスで別の端末に伝送できる。今回のiOS新対応とは、データの伝送先にiOS端末を指定できるようになったという意味でもある。従来モデル同様、AndroidやPCへの伝送もサポートしている。

オンラインモードとモバイルモードの使い勝手は?

 iOS用アプリの名称は「airpenNOTE」。App Storeから無料でダウンロードできる。なお執筆にあたって試用したアプリは開発版のため、完成版とは仕様面で若干異なる可能性がある。念のため、ご承知おきいただきたい。

st_ap11.png 「オンラインモード」で筆記中の様子。筆跡の太さや色も変えられる

 アプリの使用前に、iOS端末とメモリーユニットのBluetoothペアリングが必須となる。iPhoneおよびiPadの「設定」画面から、あらかじめ登録しておこう。なお、メモリーユニット側では2つのBluetooth動作モードをサポート。AndroidやWindows PCとの接続の際には「SPP」モードだが、iPhoneと接続する際は毎回「iAP」を選ぶ必要がある。メモリーユニット本体のBluetoothボタンを長押しするか否かに応じて、モードは変更できる。

 ではiOSアプリを実際に使ってみよう。まずは「オンラインモード」だ。iPhone/iPadとメモリーユニットを常時Bluetooth接続しておくことで、紙に手書きする際の筆跡をリアルタイムで画面上に表示。この時、iOS端末側で操作すれば筆跡の太さや色を変えられる。

 ちょっと残念なのは、オンラインモードで筆記中にiOS端末側がスリープしてしまうと、再接続の手間が発生してしまうこと。iPhoneをメイン端末として使用している人は、セキュリティやバッテリー持続時間を考えて、大抵は自動スリープする設定にしてあるはずだ。それだけに、筆記中だけスリープに自動移行しないような設定ができれば、より快適に使えるだろう。


st_ap12.png 「モバイルモード」で蓄積した筆跡データは、airpenNOTEを使って後から読み込める

 もう1つ、「モバイルモード」という動作モードもある。こちらはメモリーユニットのBluetooth機能を一時的にカットし、メモリーユニット内に筆跡データを蓄積しておくというもの。スマートフォンやタブレットがそばにない状態でも使えるが、筆跡の太さや色の変更はできない。とはいえ、リアルタイムでの筆跡確認が必要でなければ、十分実用に耐えるモードだ。

 一時蓄積したデータは、airpenNOTEから操作することで、iOS端末側へ転送できる。このとき、メモリーユニット側データの削除も可能なので「保存容量が足りない!」と慌てる心配はなさそうだ。なお、保存容量の上限はA5用紙で100ページ相当とのこと(2Mバイトのフラッシュメモリを内蔵)。


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