無料家計簿アプリを提供していたマネーフォワードが、クラウド会計ソフト「マネーフォワード For BUSINESS」のβ版をリリース。銀行の入出金データの反映や仕訳作業を自動で行うなど、ユーザーの負担を減らす機能が特長だ。期間中は無料で利用できる。
マネーフォワードは11月29日、クラウド型会計ソフト「マネーフォワード For BUSINESS」のβ版をリリースした。個人事業主や中小企業向けの会計処理を支援する機能を備えており、正式版のリリースまで無料で利用できる。
本ソフトは無料家計簿アプリ「マネーフォワード」の事業者向けエディション。確定申告書や決算書類の作成などを支援する。マネーフォワードと同様に各銀行口座の入出金情報を自動で収集して反映する機能を備えており、入出金情報を元に半自動で仕訳作業を行うなど、ユーザーの負担を軽減したのが特徴だ。今後仕訳ルールの自動学習機能なども追加する予定という。
キャッシュフローや収益費用のリポート、税務申告書といった経営情報の分析書類なども作成できる。これらの機能をすべてブラウザ上で利用できるので、WindowsだけではなくMac搭載PCでも利用可能だ。「FirefoxやChromeを含め大抵のブラウザで問題なく動作する」(同社)としている。
マネーフォワード For BUSINESSの正式版は2014年1月に提供を開始する。正式版の利用料金は個人事業主向けが月額980円、法人向けが月額1980円だ。今後、スマートフォンなどの端末で領収書を読み取り、それを仕訳データとして反映するアプリをリリースする予定という。
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