もしもネイティブが中学英語を教えたら? 今回は、「There is 構文」について勉強します。
本連載は、デイビッド・セイン著、書籍『もしもネイティブが中学英語を教えたら』(アスコム刊)から一部抜粋、編集しています。
あなたが学校で習った英語、実は、ネイティブが使っているものとは、ちょっと違うのをご存じですか? 例えば、
・現在進行形は、現在行っていることだけをいう表現ではない。
・“could”は“can”の過去形としてほとんど使われない。
・“may”はほぼ死語。
・ネイティブは関係代名詞をほとんど使わない。
こういうものが、まだまだあるのです。
この本では、英語そのもののニュアンスをネイティブがていねいに説明します。学校では教わらなかった英語の本質を理解できますから、ネイティブにちゃんと伝わる英語が使えるようになりますよ。
そのテーブルの上に本がある。
“There’s a book on the table.”
そこのテーブルの上に本がある。
“There’s a book there on the table.”
「そこにある』ならThere is 構文プラス“there”
学校で「〜がある」は“There’s 〜”と習うので、“There’s 〜 there”なんて使い方は初めて見たという人もいるのではないでしょうか?
でも、「目に見える範囲に物があること」を言う場合、ネイティプは日常的に“There’s 〜 there”(『そこに』〜がある」)と副詞の“thereを”プラスして表現します。ただし、身近ではない場所に「〜がある」と表現する場合は、学校で習った通り“There’s 〜”でOKです。
“There’s someone there.”
“There’s 〜 there”の「〜」の部分に、“someone”のように人を表す語を入れると、「そこに〜がいる」という意味にもなります。
“There’s a cat there somewhere.”
具体的にどこか分からなくても、すぐそばだということが分かっているときは、“somewhere”を使ってこのように表現します。
“There’s a shop there on the second floor.”
“There’s 〜 there”に階数を表す語を続ければ、「●(階)に〜がある」というフレーズになリます。
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